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ピアノ・ミュージックフェスティバル2023 ファイナルレポート


 

2024年3月20日(水・祝)、2023年度ピアノ・ミュージックフェスティバルファイナルを東京・浜離宮朝日ホール 音楽ホールにて開催しました。ファイナルの模様は当日Live配信に加え、後日YouTubeで再配信いたしました。多くの皆様にご視聴いただき、YouTubeのチャットには、あたたかいメッセージが寄せられました。

当日は71名のファイナリストの方にご出場いただくこととなり、ご出場者の皆様には想いのこもったすばらしい演奏を披露してくださいました。


入賞された皆様、おめでとうございます。そして、ファイナルにご出場くださったすべてのファイナリストとご指導・ご協力くださった皆様、ありがとうございました!

各部門より、最優秀賞・優秀賞1名ずつ、さらに全部門の中から審査員特別賞が6名選出されました。




ピアノ・ミュージックフェスティバル 2023



渡辺 俊幸(審査員長/作編曲家)

山下 康介(作編曲家) 小原 孝(ピアニスト)

高橋 多佳子(ピアニスト)

※敬称略



 



入賞者インタビュー


入賞者のみなさまに以下の質問を聞いてみました。


①ファイナルのステージには、どのような気持ちで臨みましたか?また、本番でのご自身の演奏を振り返って、できばえはいかがでしたか?演奏で気をつけたことや印象に残ったことも教えてください。


②演奏曲の選曲理由と、気に入っているところを教えてください。


③ファイナルに向けたレッスンや練習で特に気をつけたところや、自分なりに工夫したことは何ですか?また、先生は技術や表現、ステージでの心構えなど、どんなアドバイスをくださいましたか?


④結果が発表されたときのお気持ちはいかがでしたか?また、入賞後に先生やご家族、お友だちなど周りの方からいただいた言葉や反応を教えてください。


⑤これから挑戦したいことや、将来の夢、今後の展望を教えてください。※音楽以外のことでもかまいません。





本田 紗雪(関東信越)

「スピーチレス」


大きなステージで弾くのは初めてだったので、もう「緊張」しかなかったです。

演奏中は、自分の弾いている音が練習の時よりもきこえてこなくて、みなさんにちゃんと音が届いているのか不安でした。

いつもしない所でミスをしてしまったので、弾き終わってすぐは「あぁ…」といった感じでしたが、最後まで集中して気持ちを込めて演奏できたことは良かったなと思います。


優しい音からだんだんと力強く変化していく所が素敵で、初めてきいた時に「次は絶対にこの曲を弾きたい」という気持ちになりました。その後にファイナル出場が決まったので、思いきってこのタイミングで挑戦することに決めました。


気をつけたところはいっぱいありますが、とにかく、落ち着いてひとつひとつを丁寧に弾くことを心がけました。

ペダルをはなすタイミングや鍵盤の押し方、書かれていない強弱など、先生からのたくさんのアドバイスのおかげで、どんどん音が変わり、素敵な一曲にできたと思います。


自分の名前が呼ばれた時は「信じられない…!夢みたい…!」とすごくびっくりしました。

入賞できたらいいなと思って練習をいっぱい頑張ってきたので、本当に本当に嬉しかったです。

先生や家族がみんな喜んでくれたことも、すごく嬉しかったです。


今はまだオクターブが届かなくて、弾ける曲が少ないので、早く届くようになっていろんな曲を弾いてみたいです。




杉本 一花(中国四国B)

「シシリエンヌ」


①早く演奏したい気持ちでした。自分では、練習通りに弾けたと思いました。

とても演奏が楽しかったので、演奏が終わった後に「もう一回弾きたい!」と言ってしまいました。


②本選ではモーニンを弾いたのですが、その時ジャズを弾くのがとても楽しかったので、ジャズっぽい曲を弾きたいと先生に伝え、シシリエンヌを選曲していただきました。ジャズっぽいカッコいいところが大好きです。


③いろいろな場面がある曲なので、その場面ごとに音色を変えたり、体の動きを変えたりして退屈しないような演奏を心がけました。

また、先生に教えていただきながら、繰り返しの部分は同じように弾くのではなくて、ミュージックデータの演奏に合わせてペダルのタイミングを変えたり、強弱を変えたりしました。スピードが速く難しいリズムの曲なので、リズムの取り方やアクセントの付け方なども工夫しました。

本番前の最後のレッスンでは、体がガチガチだと、本来の力が発揮できないので、自然に体を動かしながら弾けるようにと先生からアドバイスをいただきました。


④TOPコンサートに出たいという思いで練習してきたので、優秀賞で名前が呼ばれたときには最初はがっかりしてしまったのですが、だんだんと時間が経つにつれ、嬉しい気持ちの方が大きくなりました。

周りの方からもおめでとうと言ってもらえて、嬉しかったです。


⑤将来は、ピアニストもできる弁護士になりたいです。

ピアノを人前で演奏することがとても好きなので、一生続けて行けたらいいなと思います。





中澤 陽菜(京滋)

「ビューティフル・ストーム」


①今回昨年に続き二度目のファイナルのステージでした。

前回、緊張しましたが素敵なステージでのピアノの響きに感動しました。

しかし、まだ私が出したいと思っている音ではないと感じ、今回はどうすれば思っている音が出せて響くのか?

ステージの一番後ろまで響くにはどの様な弾き方が必要かと練習しました。

本番ではそれを丁寧に弾こうと心掛けました。

するとどんどん気持ち良くなり楽しんで弾き終わる事ができました。


②激しい所があるかと思うときれいな所、爽やかな所、そして消えてなくなってしまいそうな所といろいろな場面があるこの曲を弾いてみたいと思いました。

1つの曲の中にいろいろな表現ができて弾きごたえがありました。


③曲の情景を場面ごとに想像して一つの物語を作りました。先生にはその物語の映像が大きなスクリーンに流れている中で演奏をしていると感じなさい。とアドバイスを受けました。

また、簡単な音符が並んでいるところほど注意して丁寧に弾きなさいと何度もご指導いただきました。


④名前を呼ばれた時お母さんの「えーー!!!」という驚きの声が聞こえました。

ずっこけそうになって笑えましたが私も心の中で「えーー!!!」と叫びながらステージにあがりました。

会場を後にしての帰り道も夢ではないかと何度もホッペタをつねりました。

朝起きて真っ先に賞状と盾を確認してやっと本当なんだ。と実感がわきました。

遠くから応援にかけつけてくれたおじいちゃんおばあちゃんが大感動してくれていたのが嬉しかったです。


⑤私は犬が大好きで飼っています。

私がピアノを練習するといつもそばに来て音色を聴きながら寝てくれます。

もっともっと犬をたくさん飼って素敵なお部屋にグランドピアノを真ん中に置いて犬に囲まれながらピアノを弾きたいです。

そして、私のピアノの音色で人や犬を元気づけたり癒したいです。





住田 磨哉(北海道)

「クレオパトラの夢」


①ありがとうございます!いつも通り、自分らしく楽しく、そして、聴いてくださる皆さんに良い演奏を届けたいなという気持ちで臨みました。終盤で失敗しましたが、全般的にはイメージ通りリラックスして弾くことができました。自分の世界に没頭できるステージでした。


②僕はアップテンポな曲やジャズのリズムが好きなのでこの曲を選びました。気に入っているところは、見どころの多いところです。特に、ジャズワルツの部分と曲の後半以降、フォルティッシモで盛り上がってグリッサンドで終わる部分です。


③全身でリズムを感じて、アーティキュレーションや特に休符を大切にして、グルーヴ感が出せるように気をつけました。基礎練習では、ハノンとメトロノームを使ってノンレガートで弾く練習や裏拍のリズム練習などをしました。この曲はフォルティッシモが多くダイナミックな表現が必要だなという印象があったのと、右手と左手のメロディーが波のように交互にくるところをうまく表現したいと思ったので、しっかり思い通りの音が出せるように練習を重ねました。先生からは「ノリノリで頑張ってね」とアドバイスをいただきました。


④実は、結果発表の時、体調が悪く宿泊先のホテルでダウンしていたので状況が良く分かりませんでした。その後、配信を見ながら横で付き添ってくれていた父から「おめでとう」と言われました。演奏の終盤で2、3小節右手が止まってしまい楽譜どおりに弾けなかったこともあり、その瞬間まさかと思いました。学校やバスケの友達から初めて会う人まで、沢山の方々に「おめでとう」や「カッコ良かったよ」と言われ、頑張って練習してきて良かったなと思いました。


⑤少し手が大きくなってオクターブがなんとか届くようになったので、いろいろな曲に挑戦してみたいです。そして、将来の夢は...やっぱり、宇宙のどこかでピアノを弾いてみたいです!





森 夏実(関東信越)

「つながる心」


①ありがとうございます。

聴いて下さる全ての皆さんの心に届くような演奏をしたいという気持ちで臨みました。

精一杯気持ちを込めて自分らしい演奏をすることが出来たと思います。


②曲の優しい音色と表現に心をうたれ、私も演奏してみたいと思ったのでこの曲を選曲しました。

優しい気持ちや強い願い、沢山の心を表現出来るところが気に入っています。


③和音がきれいに揃うように、丁寧に演奏する事を心掛けながら、1音1音を大切に気持ちを込めて演奏しました。

先生には、身体全体で音を表現をする事、そして、どのような演奏をするかを考えてから演奏を始める様にとご指導頂きました。


④達成感でいっぱいでした。

応援に来て下さっていた先生も、家族も一緒に喜んでくれました。

とても嬉しかったです。


⑤またこのファイナルのステージに出場して、次は最優秀賞をとりたいです。




磯部 美緒(東海)

「Yuri on Ice」


①すてきな会場で弾くことにわくわくもしていましたが、わたしはとても緊張しやすいので、手が震えないか心配していました。先生が教えてくださったリラックス法を舞台袖でやっていたおかげで、練習通りに演奏できたと思います。


②以前、同じ教室のお兄さんやお姉さんが弾いているのを聴いて、きれいな曲だと思ったことが選曲のきっかけです。盛り上がるところが気に入っています。


③曲の途中の静かなところはミュージックデータがとても小さくなります。そこは一番美しい音で弾きたいと思って練習しました。先生には音に表情をつけることや、どう弾きたいかイメージを持つことの大切さを教えていただきました。ファイナルの演奏前には「自分が思うように弾いてきてね!」と声をかけていただきました。


④名前を呼ばれたときは飛び上がるほどびっくりしました。舞台に上がり、家族が喜んでいるのが見えて、嬉しさがこみ上げてきました。先生、教室のみなさん、友だちからも「おめでとう!」と言ってもらえて嬉しかったです。


⑤ピアノの練習をがんばって上手になりたいです。もっときれいに弾けるようになりたいです。







磯部 紗希(東海)

「ツィゴイネルワイゼン」


①曲のすみずみまで丁寧に弾くこと、曲想の変化が聴いてくださる方に伝わることを大切にして臨みました。舞台袖では少し緊張しましたが、弾き始めたらすばらしいホールとピアノの響きに頭がすっきりとして、落ち着いて気持ちを込めて弾くことができたと思います。


②情熱的で哀愁漂う雰囲気がとても好きで弾きたいと思いました。先生からも私に合っていると勧めていただいて、この曲に決めました。とくに最後にかけてテンポが速くなるところが気に入っています。


③速いパッセージは音の粒がそろい、すべての音がきれいに出るようにテンポを落として練習しました。ゆっくりとした部分では主旋律が響くように意識しました。先生には、理想の音を出すための手や指の使い方、表情のつけ方を指導してもらいました。ファイナルの舞台には「こんな素敵なところで弾けて幸せという気持ちで楽しんできてね!」と送り出してくれました。


④先に妹が審査員特別賞で名前を呼ばれていたので、おめでとうという気持ちと少しうらやましい気持ちでいたら自分も呼ばれたので、すごく嬉しかったです。LIVE配信で見てくれていた方からも「おめでとう!」「素敵だったよ!」とたくさん連絡をいただきました。


⑤今年は中学生になるので、新しいことにもチャレンジしたいと思っています。勉強や部活などが忙しくなると思いますが、ピアノは楽しみながら続けていきます。




奥田 梨智(東北)

「千本桜」


①小学生低学年の頃、最優秀賞を取ることができましたが全国に行くことはできなかったので今回出場できたことに対して嬉しさでいっぱいでした。だからいつも練習した成果を精一杯出し切って楽しんで弾こうという気持ちとともに挑みました。演奏で気をつけたことは個性を忘れないで楽しんで弾くことでした。優秀賞で名前を呼ばれ、もう一度ステージに立ったときの会場全体を見た時が1番印象に残りました。演奏曲でまだまだ改善すべきところはあるけど、そこも直しつつピアノを続けていきたいです。


②自分に合っている、弾きたい!と心から思った曲でした。だんだん盛り上がるところが好きで気に入っています。


③ピアノの音と伴奏に合わせることや、リズムのとり方に気をつけながら弾きました。自分らしさ、個性を出して弾けるように指導してくれました。

④みんなすごい演奏をしている中で、自分自身が呼ばれるとは思っていなかったので、名前を呼ばれた瞬間は戸惑いしかありませんでした。1日で2度も全国のステージに立てることに喜びと嬉しさでいっぱいでした。

⑤ピアノは好きなこと、趣味からはじめたのでこれからも続けていきたいです。そして自分にあった、これだ!って思える曲をたくさん弾いていきたいです。ピアノもしつつ将来は美容の仕事につけたらいいなと思っています。



梅村 要(北海道)

「ブランデンブルク協奏曲 第5番 第1楽章より」


①深く考えず、自分のやってきたことを信じて思い切って弾こうと思いました。演奏中に多少ミスはしましたが、それも気にならないくらい楽しく弾けて満足です。


②先生が僕に合っていると勧めてくださり、こんな難しい曲が弾けたら凄い!と思い挑戦することを決めました。曲の後半に向けてより華やかに盛り上がるところが気に入っています。


③原曲のCDを何度も聴いてイメージを深めました。複雑な曲なので、どの旋律を際立たせるか、どこに強弱やアクセントをつけるか、先生からきめ細やかにご指導いただきました。ステージでは背筋を伸ばし、余裕をもって伸びやかに歌うようアドバイスをいただきました。


④昨年に続いて2度目の入賞は信じられず、発表の瞬間、胸が熱くなりました。

受賞後に先生から「良かったですね!おめでとう!」と声を掛けられ、嬉しさを実感しました。家族は「とても素敵なステージをありがとう!」と喜んでくれました。


⑤ジャンルを問わずもっと難しい曲に挑戦したいです。将来の夢は研究医になって世界の難病の人々を救うことです。これからもピアノと勉強を両立させて頑張ります。




吉岡 美夢(中国四国B)

「鮫(エスクアロ)」


①今までに演奏したことのないタッチのピアノだったので、音色をどうやって美しく出すか試行錯誤しながら演奏しました。

少し気になる音のミスがあったので、まだまだ練習を頑張らないといけないなと思いました。


②緩急のある曲なので、自分の技術を生かすことができると思い、鮫(エスクアロ)を選曲しました。雰囲気が変わるところで息継ぎを入れると、とてもかっこよくなるところが自分のお気に入りです。


③場面ごとに物語を作って、それに合う表現の仕方を工夫しながらコツコツと練習しました。

先生は、しっかりと練習すれば、良い結果を残せると思うから、最後まで後悔しないように練習しなさいとアドバイスをいただきました。


④今回は妹もファイナルに参加していて、私が舞台に上がった時に誰よりも大きな拍手をしてくれてたのをみて、とても感動しました。

また、結果発表の配信を見てくれていた友達からたくさんのお祝いのメッセージが届いていてとても驚きました。

前回は先生と一緒に東京に行くことができなかったのですが,今回は一緒に行くことができて嬉しかったです。


⑤音楽コースのある高校に入学が決まったので、演奏技術や表現力を磨いて、来年もこの舞台に戻って来れるように、頑張りたいです。




江川 巧真(関東信越)

「マイルストーンズ」


①4年連続のファイナルで、1年目は賞を取れず、2年目に優秀賞をいただきました。3年目は賞を取れない、だったので、今年こそは最優秀賞を取るぞ、という気持ちでファイナルに臨みました。演奏は今までで一番の出来だったと思います。本番では、とにかく楽しく弾くことを心がけました。


②昨年のファイナルで最優秀賞を受賞した古里愛さんと1年ぶりに再会し、このコンクールのおかげで友達になることができました。ライブに行ったり、連弾させていただいたりしています。昨年のファイナルで古里さんが弾いた「マイルストーンズ」がとても素晴らしく、自分も弾いてみようと思い、この曲で最優秀賞を取ることを約束しました。マイルストーンズはフリーリーが多く、自由にアドリブができるところが気に入っています。


③去年のファイナルでは、思うようにピアノをきれいに鳴らすことがなかったので、速いフレーズでもきれいに音を鳴らせるように気をつけて弾きました。聴いている人が楽しくなるような演奏が出来るように練習しました.


④最優秀賞を取りたかったので少し悔しい気持ちはありましたが、自分の演奏を評価していただけたので良かったです。友達にも前々から伝えていたので、優秀賞を取ったことをとても喜んでくれました。


⑤一昨年からいろいろなイベントでピアノ演奏をさせて頂く機会が増え、去年から本格的に作曲をはじめました。現在はイベント用に作った曲2曲を含めて、3曲完成しています。今後はもっと曲を作って、皆さんに聴いてもらいたいです。




渡邊 心晴(東北)

「平清盛 テーマ曲」


①初めてのファイナルだったのでこのステージで思いっきり楽しんで弾こう!という気持ちで臨みました。本番では「上手くいった!」とはなりませんでしたが、最後まで曲に想いを込め、ホールでの演奏を楽しむことが出来ました。


②先生にいくつか選んで頂き、その中で1番印象に残り、心が熱くなったのが「平清盛」でした。好きなところは何か所かあり、中でもAとGのメロディーが気に入っています。ここはどちらも大河ドラマ「平清盛」の中で歌われる遊びよせんとや生れけんをモチーフにしたメロディーです。音符は一緒ですが感情の変化が表現されていて気に入っています。


③この1年間、平清盛を研究し続けました。大河ドラマ「平清盛」を見て生涯を学び、このメロディーはどのような心情・ことを表しているのか、この部分ではどのようなことを伝えたいのかを自分なりに考えました。そして聴いている人に想いが届くように想いを3倍ぐらいにし、弾いていました。また、先生に教わった会場の大きさ、雰囲気、ステージで弾く自分などを想像しながら練習しました。他にも先生には心晴ちゃんらしく弾いてねとアドバイスを頂きました。


④まさか自分がファイナルで賞を頂けるとは夢にも思っていなかったので、名前を呼ばれたときは頭が真っ白になりました。沢山の人から「おめでとう!」と声をかけて頂き、そこでやっと実感がわきました。


⑤これからは、技術を磨いて今より強弱の幅を大きくしたり、クラシックにも挑戦してみたいです。ピアノで沢山の人を笑顔にしていきたいです。




中島 響基(関東信越)

「カレイドスコープ」


①今まで練習してきた通りに弾いて演奏を楽しもうと思って臨みました!本番では緊張でいつもよりテンポが速くなってしまいミスもありました。それでもそのテンポで思い切って自分なりに出し切れたと思います‼︎演奏し終わったときの会場の拍手で達成感を得て印象に残りました。


②この曲を初めて聴いたときピアノのソロとは思えないほどの迫力とかっこよさに惹かれてこの曲を選曲しました。キレのあるところと盛り上がるところの展開がかっこよくて気に入っています。


③ずっと自分の演奏を録音して先生に聞いてもらったり上原ひろみさんの演奏と比較しながら練習しました。上原ひろみさんの演奏を聴いていると「どうしてこんな音が出せるんだ?」と思うことが多かったです。そこで今まで使ったことがないダンパーペダル以外の2つのペダルも上手く使いその音を表現することができました。先生からは細かいメロディを丁寧に弾くようにとアドバイスをもらいました。


④ファイナルでは最優秀賞を目標にしていたので達成感と嬉しさでいっぱいでした。友達や家族はおめでとうと言ってくれて、みてくれた他の方も感動した、すごかったなどの声をいただき本当に嬉しかったです。


⑤今年から大学生になりました。今回賞をもらったことを自信にして大学ではjazz研究会に入りjazzを中心に音楽を続けていきたいと思っています。



小川 大悟(北海道)

「ジャイアント・ステップス」


①練習していたことをそのまま表現して楽しんで弾こうと思いステージにあがりました。このようなホールでピアノを弾くことがとても久しぶりだったのでとても緊張しましたが、最高のピアノでうまく表現できたので良かったなと思いました。


②ジャズのリズムが好きで、自分らしいピアノの表現ができると思い選曲しました。テンポが変わることで曲調も大きく変わり、様々な世界観が味わえるところが気に入っています。


③細かい音をしっかり一粒一粒弾くことやバックミュージックのリズムをしっかり聴いて弾くことを意識しました。先生はリズムの取り方、強弱の付け方、和音の表現などの技術面のことだけでなく、本番のピアノや環境などについても様々なアドバイスをいただきました。


④本番では結構ミスもあり自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったので、はじめは嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。その後、先生や家族、遠くから来てくれた祖父母などたくさんの人に「おめでとう」と祝ってもらい入賞できた嬉しさがこみ上げてきました。


⑤今は大学入試に向けて勉強を頑張っているのですが、大学に入ったら今までとは違う様々な価値観の人と出会えると思うのでその中でやりたいことを見つけていきたいと思います。また、ピアノだけでなく他の楽器なども通じて音楽を続けていきたいと思います。





村上 岬(北海道)

「ジャイアント・ステップス」


①大きいステージ、観客の前で生演奏出来るんだー!!!とワクワクしました。ホールの響きを感じながら「やっぱり生演奏は良いなー」と実感しました。とても集中でき、ゾーンに入り切って演奏していました。


②ジャズが好きで、この曲のコード進行がカッコいい事とシンプルなテーマ・スピード感溢れる疾走感がたまらない、これぞ「ジャス」と言いたくなるような魅力的なソロに、やり甲斐を感じました。


③短音と和音が持つ、それぞれのメロディを崩さない流れと自然な強弱を意識しました。フリーの部分はデータ上リズムとドラムが淡々と流れているので、中々アレンジが乗せられなく先生にアドバイスを貰いました。


④昨年10月から音が大きく聴こえ過ぎる病になり、ピアノを弾けない時期が長く有りました。周りの方々に心配をかけてしまいましたが最優秀賞受賞し、皆涙して喜んでくれました。苦労と命懸けで勝ち取った最優秀賞です。


⑤リストの超絶技巧練習曲集を制覇する。オルガンステージで最優秀賞を目指したいです。




清水 翔天(関東信越)

「鮫(エスクアロ)」


①今年は、ほかにも演奏会が毎週あり、昨年に比べて練習時間を十分にとることが出来なかったことと、4年間の最後ということもあり、とても緊張しました。自分の中ではまだまだできたのではないかという演奏ではありましたが、本番を楽しむことが出来たので、後悔はありません。


②最も大きい理由はこの曲が好きだからです。とてもかっこいいテーマを切ない雰囲気やダイナミックな雰囲気アレンジされていて、その違いを自分自身楽しみながら演奏していました。


③今年はテンポが早くなりすぎないように気をつけました。鮫の重くて堂々とした雰囲気を出すために、テンポは早過ぎず、スタッカートでも軽くならないように意識して練習しました。


④1回目、2回目どちらも審査員特別賞だったので、優秀賞をとることが出来てとても嬉しかったです。

周りの方からも、今までで1番良かったと仰ってくださったり、感動したと仰ってくださったりして頂けたので、とても嬉しかったです。


⑤春から教員として働くので、この経験を今後に活かしていけたらなと思っています。また、次回は1位を取りたいと思ったので、また挑戦したいなと思っています。




岩井 優奈(中国四国B)

「鮫(エスクアロ)」


①緊張しながらも、落ち着いて練習通りの演奏をすることに集中しました。自分の音を聴きながら、美しい音を出すように心掛け、ミスはあったものの、納得のいく演奏ができました。


②荒々しいリズムや激しく動くメロディーを情熱的に表現できる部分があり、演奏に色や変化をつけられそうだと感じたので、選曲しました。気に入っているところは、表情豊かに弾く中間部分です。


③肩に力を入れず脱力するように気をつけ、ホールで演奏するイメージを持ちながら、一音一音を遠くに響かせるように練習しました。 先生からは、なめらかなメロディーを横に流すように、フレーズを大きくとることや、休符を感じながら弾くようにとアドバイスをいただきました。


④受賞できるとは思っていなかったので、名前を呼ばれても自分のことだとは思いませんでした。舞台に立って、これまでずっと努力してきてよかったと感じ、涙がこぼれました。先生からは、「今まで頑張ってきて本当によかったね」と涙ながらに言っていただきました。先生の指導のもとで続けてこられてよかったと思いました。


⑤大学では、ピアノ専攻としてクラシック音楽を学んでいます。また、小学生の頃からピアノ・オルガンフェスティバルにも積極的に参加しています。将来は、様々なジャンルを演奏でき、指導できるピアノ・オルガンの先生になりたいと思っています。




大上 咲和(京滋)

「クレオパトラの夢」


①素敵なホールで演奏させていただけることをすごく楽しみにしていました!

緊張して大変満足いく演奏はできなかったけど、ホールの響きを自分なりに感じることができたと思います。


②小学生の頃に1度演奏したことがあり、その時から好きな曲だからです。

先生が作ってくださったアドリブ部分のおかげでもっと大好きになりました!


③ホールでどんな音で響かせたいかをよくイメージして練習しました。


④嬉しかったです。たくさんのおめでとう!をいただきました。


⑤ステージで緊張している中でも100%の力を発揮できるようになりたいです。

ピアノも、人としても成長できるよう毎日、少し昨日より頑張ります。



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