ピアノ・ミュージックフェスティバル2025 ファイナルレポート
- 4月18日
- 読了時間: 25分
2026年3月20日(金・祝)、2025年度ピアノ・ミュージックフェスティバルファイナルを東京・浜離宮朝日ホールにて開催しました。ファイナルの模様は当日Live配信に加え、後日YouTubeで再配信いたしました。多くの皆様にご視聴いただき、YouTubeのチャットには、あたたかいメッセージが寄せられました。
当日は69名のファイナリストの方にご出場いただくこととなり、ご出場者の皆様には想いのこもったすばらしい演奏を披露してくださいました。
入賞された皆様、おめでとうございます。そして、ファイナルにご出場くださったすべてのファイナリストとご指導・ご協力くださった皆様、ありがとうございました!
各部門より、最優秀賞・優秀賞1名ずつ、さらに全部門の中から今回は審査員特別賞が8名選出されました。
ピアノ・ミュージックフェスティバル 2025
渡辺 俊幸(審査員長/作編曲家) 山下 康介(作編曲家) 小原 孝(ピアニスト) 高橋 多佳子(ピアニスト) ※敬称略 |
入賞者インタビュー
入賞者のみなさまに以下の質問を聞いてみました。
①ファイナルのステージには、どのような気持ちで臨みましたか?また、本番でのご自身の演奏を振り返って、できばえはいかがでしたか?演奏で気をつけたことや印象に残ったことも教えてください。
②演奏曲の選曲理由と、気に入っているところを教えてください。
③ファイナルに向けたレッスンや練習で特に気をつけたところや、自分なりに工夫したことは何ですか?また、先生は技術や表現、ステージでの心構えなど、どんなアドバイスをくださいましたか?
④結果が発表されたときのお気持ちはいかがでしたか?また、入賞後に先生やご家族、お友だちなど周りの方からいただいた言葉や反応を教えてください。
⑤これから挑戦したいことや、将来の夢、今後の展望を教えてください。※音楽以外のことでもかまいません。
木島 悠太(西日本ステージ)
「カラー・オブ・ザ・ウインド」

①すごく緊張していたけど、憧れのファイナルの舞台に立つ事ができてわくわくした気持ちで臨みました。音が少し混じってしまった所があったけど、その他は綺麗な音で弾けたかなと思います。曲に気持ちをしっかりと乗せて弾く事を意識しました。
②先生が弾いてくださった時にサビがとても綺麗で気に入りました。この曲が主題歌になっている映画『ポカホンタス』は、僕の好きな自然や生き物が出てくる物語でさらに大好きになりました。特に気に入っているところは、最後の1番盛り上がるサビの部分です。
③音が綺麗に聴こえるようにペダルの踏み方を意識して、盛り上げたいサビの部分は大きな音が出るように頑張りました。先生には左手と右手のバランスに気をつけること、大きな音を出す弾き方や呼吸の大切さなどたくさん教えていただきました。本番前には『楽しんで弾いてきてね!』と声をかけてくださいました。
④びっくりして信じられなかったけど、思わず喜びの声が出てしまいました。先生や家族、そして配信を見てくれていたお友達から『おめでとう!』『素敵な演奏だったよ!』と声をかけてもらって、とても嬉しかったです。
⑤ピアノを弾く事が大好きなので、たくさん練習して色々な曲を弾けるようになりたいです。また、生き物博士になって動物や虫や魚の事をいっぱい調べて、『こんなにすごいんだよ!』とみんなに伝えたいです。
中島 陽菜(北陸)
「オン・マイ・オウン」

①とても嬉しいと同時に、緊張して臨みました。
自分の200%の力が出せたと思います。特に音の入り方や指づかいなどを意識しました。
②レミゼラブルについてもっと知りたいと思い、この曲を選びました。曲の最後の、繊細に弾く部分が気に入っています。
③常に指を立てて弾くことを意識しました。先生は「一つ一つの音を大事に、丁寧にひくこと」を教えてくれました。また、自分がこの曲を自分なりにどう表現したいか考えるよう、アドバイスをいただきました。
④うれしいと同時に驚きました。みんな、すごいと褒めてくれました。
⑤来年は、ファイナル1位を目指してがんばります。
古川 諒真(東日本ステージ)
「モーニン」

①上手な子がたくさんいて、びっくりしました。きれいで大きなホールで楽しく弾くことができました。
②曲の最後のスケールが格好良くて、チャレンジしました。アドリブのメロディとリズムのスウィング感が面白くて、格好良くて、もっとジャズを知りたいと思うようになりました。
③リズムに気をつけました。足踏みや手拍子など体中を使って、裏拍でジャズの気持ち良いノリを作って伝わるように練習しました。
④一番最初に名前を呼ばれたので、びっくりして、その後に嬉しい気持ちになりました。先生や祖父母、家族が「すごいね」と一緒に喜んでくれました。
⑤ショパンの革命を聴いたときに、大きくなったらこの曲を絶対に弾きたいと思いました。だからもっとピアノが上手になりたいです。ローランドのピアノ・ミュージックフェスティバルでも難しい曲にチャレンジして、聴いてくれた人が楽しくなるような演奏をしたいです。
本田 紗雪(東日本ステージ)
「ビューティフル・ストーム」

①2年ぶりにファイナルに戻ってこれた事が本当に嬉しく、楽しんで弾こう、そして「絶対にトップコンサートに行く!」という気持ちで臨みました。
でも本番では、今までとは比べものにならないくらいの激しい緊張で、初めて手が震えてガチガチになってしまい、練習通り弾く事ができず悔しさが残りました。
ただ、何があっても丁寧に弾くことを意識して最後まで弾ききった事は、自分にとって良い経験になりました。
②吹き荒れる嵐のような力強い音と、束の間の静かで、優しく、繊細な音が繰り返される所がお気に入りで、初めて聴いた時からずっと憧れていた曲でした。
いつか自分が成長して、この世界が表現できるようになったら弾いてみたいと心待ちにしていたので、「今年だ!」と今回弾く事を決めました。
③「力強さ」やかっこよさが印象的なこの曲をどう表現するかを真剣に考えました。
私はまだ体が小さく指も短いため満足に力強さを表現しきれていない、それなら「自分にしか出せない美しい音」を響かせる事に特に力を入れよう!と思い、どんな場面でも常に「美しさ」の部分にこだわって練習をしました。
先生からは、楽譜にかかれていない細かな強弱など自分では思いつかない表現の仕方をたくさんアドバイスいただきました。
何度やってもうまく弾けない所は、体や手の使い方など私に合った弾き方や解決策を先生が一緒に探して下さったことで、私なりのビューティフル・ストームを形にする事ができました。
④いつも通りの演奏ができず賞は諦めていたので、名前を呼ばれた時は「本当に私の名前が呼ばれたの?」という不安な気持ちが1番強く、「トップコンサートに行けるの?!」という嬉しい気持ちも含めて色々な気持ちで一杯でした。
でも、長い時間をかけて形にしてきたこの憧れの曲で入賞できた事はやっぱり嬉しいし、「綺麗な音だった」と声をかけられた事もとても嬉しかったです。
⑤オクターブの指がまだギリギリで、弾きたいと思っていても弾けない曲がたくさんあるので、早く大きくなって色々な曲を楽しめるようになりたいです。
杉本 一花(中国四国A・B)
「千本桜」

①千本桜にぴったりの衣装を準備していたので、それを着て演奏するのがとても楽しみでした。
ここ数年、ジャズの勉強もしていたので、本番では、リズムに乗って気持ちよく弾けたと思います。
②以前から知っていた曲で、よく歌っていたので、ファイナルでは、是非、これを弾きたいと思いました。ジャズアレンジ部分もかっこよくて好きです。
③リズムやテンポが複雑で、音源と合わせるのが難しい曲だったので、できるだけ音源と合わせて練習するようにしました。
予選、本選、ファイナルとすべて異なる曲でしたが、先生は、どの曲においてもペダルやタッチなど、細部に至るまで丁寧に指導してくださいました。
④とても難しい曲だったこともあり、入賞は難しいかなと思っていたので、名前が呼ばれた時はとても嬉しかったです。
⑤ピアノ系YouTuberと弁護士の両方ともやれたらいいなと思っています。
そのために、勉強もピアノもがんばりたいです。
新町 珠渚(九州)
「あまちゃん オープニングテーマ」

①オンラインだった地区大会とは違い、大きなステージでの演奏なので、緊張しました。でも、先生やお母さんの「楽しんで」という言葉を思い出して、楽しく演奏できました。細かいミスがあったのは悔しいですが、メロディを歌うことや拍を感じることを意識して弾くことができたと思います。
②初めて聴いたとき、お祭りみたいでワクワクしました。リズミカルな曲が好きなので、すぐに好きになりました。場面がどんどん変わっていく感じが気に入っています。
③重音連打がうまく弾けなくて、苦労しました。手首の力を抜くことを意識して練習し、少しずつコツがつかめるようになりました。先生からは、フレーズを大きく捉えて歌うことやリズムの取り方などのアドバイスをもらいました。
④他の人の演奏がとても素晴らしかったので、名前を呼ばれて驚きました。会場に来てくれていた家族も、配信を観てくれていた先生も、嬉しくて思わず声が出たそうです。特にお母さんは、昔ファイナルに出場した時、緊張して思うような演奏ができなかったということで、本当に喜んでくれました。
⑤ファイナルに出場することができたおかげで、他の出場者の素敵な演奏を聴くことができました。その中で、かっこいいな、弾いてみたいなと思った曲を弾けるようになって、いつかファイナルの最優秀賞を獲りたいです。
永田 柊真(東海)
「ハッピー」

①4回目のファイナル出場で、今年こそ最優秀賞を取るぞ!という気持ちで意気込んでいました。
当日の演奏は少しミスをしてしまい、最大限の演奏はできなかったけど、最後まで落ち着いて演奏することができました。
②過去に行われたピアノミュージックフェスティバルで、この曲を演奏している人を見て、やってみたいと思っていた曲でした。
お気に入りの部分は、先生がアレンジしてくださったアドリブの部分で、「ハッピー」らしい楽しいリズムなので気に入っています。
③今年はノリ良く弾くことを特に意識して練習しました。
頭の中で「ハッピー」の歌詞を歌えるように思い浮かべながら演奏しました。
先生は、曲名のとおり、「ハッピー」な気持ちでやろう!といつも励ましてくれて、「柊真くんならできる!」と言ってくれました。
④名前が呼ばれた時は、嬉しい気持ちが半分、悔しい気持ちも半分でした。受賞できて嬉しい気持ちもあったけれど、目標としていたトロフィーには一歩届かず、悔しさが込み上げていました。家族からは、「悔しいと思うけど、頑張ったね!おめでとう!」と言ってもらえました。
友達や先生からも沢山のお祝いコメントをもらって、嬉しい気持ちが大きくなりました。
⑤来年こそ、またファイナルに出て最優秀賞を取りたいです!!
綿貫 結月(北陸)
「エストレリータ」

①今までで1番良い演奏ができるように楽しんで頑張ろうという気持ちで臨みました。少し間違えてしまったところもあったけど、練習してきたことをうまくできたので、とても良かったです。
②先生にすすめられた曲で、初めて聞いたとき、キレイで素敵な曲だと思ったので選びました。気に入っているところは、優しくキレイなところもあれば、かっこよくクールなところもあるし、星のようにキラキラしたところもあって、いろんな雰囲気が楽しめるところです。
③優しいところとかっこいいところのタッチの違いを出すところや、始めの音を響かせることに気をつけて練習しました。また、イントロにインパクトがある曲なので、身体を使って大きな音を出せるように工夫しました。先生には、後悔しないように思い切って楽しんでくるように言われました。
④とにかくビックリしました。名前を呼ばれたので、ステージに上がりましたが、全く予想していなかったことだったので、本当にステージに来て良かったのか、少し不安になってしまうほどでした。先生や家族も「信じられない。夢じゃないよね?」と言いながら喜んでくれました。
⑤他の地区のファイナリストのみなさんや、同じ教室のお姉さんたちがジャズを演奏しておられるのをかっこいいなと思って聞いています。私も挑戦してみたいです。
住田 磨哉(北海道)
「カレイドスコープ」

①聴いてくださる皆さんに少しでも感動してもらえるように、また、特別なステージを楽しめるように臨みました。予定していたテンポより速くなってしまいましたが、そのまま崩れず弾き切れたことが良かったです。
②幻想的で美しく、自分に合ったスピードで弾くことができるところです。
③自分の持ち味に合わせて、曲想を表現できるように工夫しました。また、スピードがあってもフレーズがはっきり分かるように練習しました。先生は「大局を見てね」とアドバイスをくださいました。
④今回は自信がなかったのですが、C部門で「カレイドスコープを演奏された...」とアナウンスがあったとき、驚きと喜びでいっぱいになりました!友達や家族から「指の残像がすごい」とか「感動した」とか沢山メッセージをもらいました。
⑤いつもこのインタビューで回答するのですが、宇宙のどこかでピアノを弾いてみたいです!(真空中では音は伝わらないのですが、音波が発生する場所を探しましょう。)それまでに一番好きな曲を考えておきます。
中澤 陽菜(京滋・近畿)
「クレオパトラの夢」

①今回はファイナルと中学受験との二つの挑戦となりました。
家族からは「両方は難しいのでは?どちらかにしたら??」と言われましたが、絶対に再びファイナルの舞台に立ちたいという気持ちで挑戦を決めました。
予選、本選を通過して念願の舞台に立たせていただけたのだからとにかく楽しんで弾き切ろうと思いました。
そして、大きなホールでたくさんの人の耳と記憶に残る演奏をしたいと思い音の響き、ペダル、身体の使い方に気を付けました。
本番では音が綺麗に返ってきてくれて凄く弾いていて気持ちがよかったです。
②以前からずっと弾いてみたかった曲でした。
もうそろそろこの曲の雰囲気が表現できるかと思い先生に相談して選曲しました。
前奏のところのゾクゾク感からのジャスに突入するところが好きです。
特に半ばのアドリブがカッコよかったり、静かになったり、激しくなったり、軽やかになったり、色々な場面が繰り広げられてワクワクして弾けるところが気に入っています。
③先生からはとにかく楽しんで弾こうね。と言われ続けていました。
なかなかジャスのリズムに乗れず楽しんで弾くにはほど遠かったのですが弾き込んでいくうちにお気に入りの部分もたくさん出てきてどんどん楽しくなり自然と笑顔も出てきました。
そして、先生から気持ちを落ち着かせ演奏へのスイッチが入るものを1つ用意をして持っているといい!!とアドバイスを受け大切にしているぬいぐるみをステージ裏にも持って行き心を落ち着かせていました。
④ミスをしてしまい選ばれないと思っていたので嬉しかったです。
小学生最後に何か結果を残したいと思っていたからです。
周りの人からは凄く楽しんそうに弾けていたね。笑顔が印象的だったよ。と言葉を掛けてもらいました。
ミスがなかったら…。と悔しい思いもいっぱいですが二度とこんな悔しい思いをしないように次の目標に向けて頑張りたいです。
⑤私には弾きたい曲がまたまだいっぱいあります。
今はまだ難しいと言われている曲も多いのでそれらの曲が弾けるよう日々練習を重ね力を付けたいです。
また、将来は、私のピアノで人々や私の大好きな動物を喜ばせたり癒やしたりできる仕事がしたいです。
平田 十皇馬(中国四国A・B)
「平清盛 テーマ曲」

①昨年初めてファイナルで演奏した時は、朝からずっと緊張していたのですが、今回は落ち着いて本番を迎える事が出来ました。
大きなミスなく弾き終えられたけれど、出来ればもっと強弱を大切に演奏したかったです。
本番では、ピアノの音色が、普段練習で使っている家のピアノよりも明るく響いて、聴き取りやすいと思いました。
②初めて聴いた時、とてもカッコイイと思いました。その後、先生から似合うと思うと言われ決めました。静かな部分と激しい部分の両方ある所が気に入っています。
③音が跳躍する所でミスしないように、何度も部分練習を行いました。特に前半は、たっぷり歌って弾くように心がけました。先生からは、この曲で平清盛の一生を表現するように、場面ごとにどんなイメージか、想像しながら弾くようにと言われました。
④賞がとれて良かったと思う気持ちと、昨年と同じ賞で少し残念な気持ちと、両方ありました。でも沢山の人におめでとうと言ってもらえて、嬉しかったです。
⑤次は中学生部門になるので、もっと難しくなると思いますが、いつかさらに上の賞が取れるように、頑張りたいと思います。
江川 巧真(東北・関東信越)
「ジャイアント・ステップス」

①一緒にファイナルに出場した小学生C部門の弟が、全力を出しきれなかった中で、弟の分も良い演奏をしてブルーローズへ行こうと思いました。
この日は、いつも以上に気持ちを込めて演奏することができたと思います。
②Giant stepsはジャズ史に無くてはならない名曲。昨年弾いたマイルストーンズに比べるとFreelyの部分は少ないですが一曲を通してアレンジが良いのでとても楽しく弾ける所が気にいっています。
③今回のファイナル、翌日が別のコンクール、更にその翌日には別で活動しているインストバンドのライブも入っていてファイナルの一曲だけに注力できませんでした。
練習ができない分、いつも以上にジャズのランゲージを意識して演奏する事を心掛けつつ思いっきり自分らしさを出しました。
④他の部門の結果が自分の思っていたものと違っていたので、去年よりも発表されるまでドキドキしましたが、最後に呼ばれてホッとしました。
周りのみんなからは、2連覇おめでとうと言われました。
⑤まずは6月にバークリー音楽大学に留学する予定が入っているので、しっかり勉強して来ます。昨年は仙台のジャズフェスをはじめいろいろなイベントで演奏しましたが今年は仙台以外の各地ジャズフェスにも、もっと参加したいと思います。
平野 遥琉(西日本ステージ)
「ダンサー・イン・ノーホエア」

①何よりもまずは全力で楽しもうという気持ちで臨みました。あのファイナルの緊張した雰囲気も存分に味わって、自分のできる最大限を出すように意識しました。
本番の出来栄えはそこそこで、まだまだ伸びしろがあるなと思いました。とはいえ「楽しむ」という意味では100点満点だったと思っています。
演奏では左手の使い方に気をつけました。左手は、右手に比べて力が弱い上に重要な低音を弾く必要があります。右手の高音を際立たせるために、左手の低音を特に大切にしました。
②これまでとは少し傾向を変えた曲を演奏したいと思い、変拍子のジャズであるこの曲を選びました。気に入っているところは、複雑なリズムやメロディーを曲の流れに沿って演奏することで、さまざまなテクニックを発揮できるところです。Freelyで自分に合ったアレンジにできることも魅力です。
③一番気をつけたことは、16分音符のキレのよさです。曲の半分程度がその16分音符であり、リズムが複雑な変拍子の曲であるということも相まって、いかにリズムに乗れるかが課題でした。練習では1音だけで音の弾き方を確認し、それを2音、3音と繋げていって自然な流れが生まれるように工夫しました。
先生からはアクセント、響かせ方、曲の物語性などの様々なテクニックの、コツやイメージを教わりました。ステージでは、空間全体を感じること、全力を出し切ること、ファイナルを楽しむことをアドバイスしてくださいました。
④最初はかなりびっくりしました。自信はありましたが、名前を呼ばれてもしばらくは実感が湧きませんでした。とにかく、ファイナルで優秀賞を取れてとても嬉しかったです。
先生や家族、友達からは「おめでとう」のほかに、「すごいね」「さすが」という言葉を頂きました。
⑤これからピアノや音楽をメインにしていくかは決めていませんが、いずれにしても妥協せず頑張りたいと思います。
山崎 美紅(東京・神静)
「鮫(エスクアロ)」

①この貴重な体験となる1回の演奏を思いっきり楽しもうと思って演奏に挑みました。やはり緊張もあり音がわかっていても指が追えなくなったり、上手く強弱が表現しきれなかったりと悔しい部分も多くありましたが、自分らしく心を込めてフレーズをよく歌って弾くことができました。
②過去のピアノミュージックフェスティバルで聞いたことがあり、作曲者であるアストル・ピアソラの独特なリズムや情熱的な表現に魅力を感じ、選曲しました。
③私が特に大切にして弾いたのは出だしの部分です。最初の1音がその後の流れや雰囲気を決める重要な音だと考え、細部まで気を配りながら練習に取り組みました。
さらに、先生からはフレーズの歌い方やブレスのタイミングなどのご指導をいただきました。
④まさか自分が選ばれるとは思っておらず、驚きと喜びで溢れました。5年連続でファイナルで演奏してきましたが、中学生部門最後に入賞することができてとても嬉しいです。先生や家族も一緒に喜んでくれました。
⑤中学生の頃から続けている吹奏楽を高校でさらに力を入れたいと思っております。そして、ピアノでも沢山のジャンルに触れ、様々な音楽を学びたいです。
山本 瑚乃(西日本ステージ)
「クレオパトラの夢」

①高校生活最後の年にファイナルへの出場が叶って本当に嬉しかったです。本番では少しミスがあったことが心残りですが、いつも以上に伸び伸びと演奏することができたので良かったです。
②小さい頃からジャズらしい曲調が気に入っていて、いつか弾きたいと思っていたためこの曲を選びました。先生がファイナル用に新たにアレンジを作り直してくださった部分があり、ガラッと曲調が変わる様子がとてもかっこいいので気に入っています。
③レッスンでは遅めのテンポでの練習をたくさんして、音の粒が揃うように、リズム良く弾けるように心がけました。先生は、変化する曲調によって細かく表現の仕方を指導してくださり、落ち着いて演奏するように応援の言葉をくださいました。
④受賞できるとは思っていなかったので、とても驚きました。ファイナルの後、多くの人たちに「おめでとう」と声をかけていただきました。先生からは音の綺麗さを褒めていただいたことがとても嬉しかったです。
⑤今年からは大学生になります。これからも学業とピアノを両立しながら、何事にも挑戦したいです。様々な音楽のジャンルに触れ、自分の表現の幅をもっと広げたいです。
小河 瑞菜(西日本ステージ)
「Everything」

①幼稚園の頃から毎年出場し続けてきました。高校三年生、このステージが最後だという心意気で、これまでの集大成として全て出し切るイメージで臨みました。
本番では自分なりに楽しみ、笑顔で演奏していたつもりでしたが、後から見返すと、想像していたほど表情に出ておらず、その点が印象に残りました。
西日本ステージ本選では演奏中に、鍵盤の高さが急に分からなくなり、パニックで左手をミスしたので、今回はそんな事がないように、鍵盤の位置を何度も確認しました。
②リズムに乗る曲も、綺麗に表現する曲もどちらも好きなのですが、この曲はどちらも含まれていたからです。初めは先生や母に勧められ、何度も聞いているうちに気に入りました。
特に気に入っているのは、先生が考えてくださったフリーリーの部分です。何度も話し合って本番1週間前まで細かな所を改善していきました。テンポを上げるのに苦労しましたが、広い音域を使った格好良いフリーリーが、聞くのも弾くのも1番好きです。
③ファイナルに向けたレッスンや練習では、鍵盤ばかりを見ず、余裕のある演奏ができるように意識しました。そのために、目を閉じて弾く練習を取り入れたり、どのようにすれば楽しそうに演奏できるかを研究したりしました。今まで長年ファイナルでの演奏を聴いてこられた先生から、笑顔で楽しそうに演奏する事の大切さを教えていただきました。
また、幼い頃からアンサンブル部門に参加し、演奏してきた経験を活かし、自信を持って舞台に立てました。
④呼ばれたのが自分と分かるまで、少し時間がかかりました。表彰されて沢山の拍手を貰った時に、やっと実感が湧いてきました。
家族や先生にも沢山祝ってもらいましたが、今回は友達も沢山オンラインで視聴してくれていました。高校の友達にピアノを披露するのは初めてでしたが、感動した!と様々な感想をくれて、嬉しかったです。
⑤大学在学中に講師資格を取得したいです。経営学部に進むので、音楽関係の仕事には就かないかもしれませんが、趣味としてでも音楽は続けていきたいです。
野村 遥(北陸)
「つながる心」

①初めてのファイナルで、会場の雰囲気に飲み込まれないよう、自分らしさを大切にすることを意識しました。本番前には、自分のお守りにしているぬいぐるみのキーホルダーを握って勇気をもらっていました。その可愛らしさに癒されたのか、ステージに上がってからはリラックスして弾くことができました。演奏中は、曲の世界に入り込んでいたのかあまり記憶がありません。けど、会場が一瞬静かになったことは印象的で覚えています。出来映えとしては、今までで1番だったと思います。
②先生が私に似合うと勧めてくださったのが選んだきっかけです。特に気に入っているところは、曲の途中でふっと音が消えて場面が切り替わる部分です。空気が締まる感覚がして、曲と一体化できたような気分になり、気に入っています。
③音の残し方を特に気をつけました。つながりを持たせつつも、ふっと消えるところをつくることで、曲にメリハリを出せるように先生と練習を重ねました。そこで、ペダルのみで音を残すのではなく、鍵盤を奥まで押し込んで音を響かせるようにすることを教えていただきました。ステージでは、自分が納得できるように弾こうねとアドバイスをいただきました。
④初めてのファイナルで入選できてとても嬉しかったです。いい演奏ができたと思ってはいましたが、まさか呼ばれるとは思っておらず、とても驚いたのを覚えています。会場に来ていた母は泣いて喜んでくれて、私も思わず涙してしまいました。
⑤私はバスケ部に所属しているので、高校生活最後の総体に向けて毎日の練習を頑張ろうと思います。また、受験生として勉強も頑張って、ここまで支えてくれた先生や家族に良い報告が出来るようにしたいです。
伊藤 美音(東日本ステージ)
「ワルソー・コンチェルト」

①程よい緊張感を持ちつつ、緊張すら楽しもう!という気持ちで臨みました。
いつも以上に落ち着いて演奏できたように思います。
私がいつも心がけている「気持ちは熱く、頭は冷静に」でいられました。
②クラシックからヒップホップまで、音楽のストライクゾーンは広いですが、今回の演奏曲も大好きです。
当初は別の曲を準備していましたが、昨年度に演奏したこの曲を、今度こそファイナルのステージで弾きたい!とさらに磨きをかけて挑みました。
③私の母は、ピアノの師匠でもあります。
母の指導は、重箱の隅をつつくようにこだわる時もあれば、漠然としたイメージを伝えてくることもあります。
私の良いところも足りないところも、全てお見通しです。
演奏に関して母は、自分と全く違うタイプだと言いますが、周りからは似ていると言われる事も多々あり、やはり親子なんだなぁと思います。
いつも感謝しています!(と公の場ですから言っておきましょう)
④長年の目標であったファイナルでの最優秀賞。
審査発表で名前を呼ばれ、噛み締めながら、やっと…!という気持ちでステージに上がりました。
父もピアノを弾きますが、私の演奏を聴くことは滅多にないくせに、報告したら「そうだと思っていた」と喜んでくれました。
結果を待っていた友人たちからもたくさんのお祝いメッセージをいただき、かつてないほどの反響でした!
⑤最近はコンクール以外に、コンサートやイベントで演奏する機会も多くなりました。
音楽は一生の友だと思っています。今後も「もう一度聴きたい」「心に残る」と言ってもらえる演奏ができるよう、さらに腕を磨いていきたいと思っています。
趣味が高じて始めたフィルムカメラは、仕事として声をかけていただくこともあり、写真の個展を開催するのが私の夢の一つです。
清水 翔天(東北・関東信越)
「アディオス・ノニーノ」

①とても緊張していましたが、今までで1番上手くいったかもしれないと思いました。
②作曲者の悲しみややるせない怒りを表した表現がとても心に残り、この曲を選びました。
中間部の落ち着いた部分がお気に入りです。
③先生には、色々な表現ができるようにしようというアドバイスを頂きました。それをもとに、ただ強弱をつけるのではなく、そこに音色の変化を持たせられるように練習しました。
④嬉しい気持ちもありましたが、正直悔しい気持ちも同じくらいありました。
前回出場した時に優秀賞をいただいたので、今年は最優秀賞を取りたいという気持ちがよりいっそう強くなっていました。それだけに、悔しさも大きかったです。
⑤今の仕事を続けながら、自分自身の音楽の技術も成長していきたいと思っています。
堀越 暖樹(東日本ステージ)
「FIRST NOTE」

①普段は自分の演奏に全く自信が持てないのですが、今回はレベルの高い一般部門で、ステージ本選で勝ち上がっているんだから自信を持っていいと自分に言い聞かせて本番に臨みました。曲被りもなかったので、安心して「自分の演奏」をすることができたと思います。演奏の反省点を挙げればキリがないのですが、全力で楽しんで弾けたので演奏後は満足していました。
②今回久しぶりに参加を決めたきっかけが「FIRST NOTE」が課題曲集に入ったことでした。最初から最後まで続く8分の7拍子というユニークな拍子が、この曲の最も特徴的で難しいところなのですが、リズムを掴んでくると他の曲では味わったことのない楽しさがあります。
③レッスンで先生に言われ続けていたのは、右手のトップの音を出すことと、左手のバスの音もしっかり出してボリュームを出すことでした。あとはこういう曲は「ノリ」が重要なので、とにかく弾きこんで、8分の7拍子についていくのが精一杯ではなく、最初から最後までノリ続けられるように練習しました。
④まさか自分がファイナルで賞を頂けるとは、という気持ちはもちろんありましたが、自分がステージで出せる実力は出し切ったと思っていたので名前を呼ばれた時は、驚きより評価して頂いたことへの安堵の気持ちの方が強かったです。友人や同じ教室の多くの方々に応援して頂いたので、こうして結果を出せて本当に良かったです。
⑤弾きたいけど自分の技術じゃとても弾けない...というような曲がまだまだあるので、気ままにピアノは弾き続けていくと思います。












