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ピアノ・ミュージックフェスティバル2024 ファイナルレポート

更新日:3 日前


 

2025年3月20日(木・祝)、2024年度ピアノ・ミュージックフェスティバルファイナルを東京・第一生命ホールにて開催しました。ファイナルの模様は当日Live配信に加え、後日YouTubeで再配信いたしました。多くの皆様にご視聴いただき、YouTubeのチャットには、あたたかいメッセージが寄せられました。

当日は71名のファイナリストの方にご出場いただくこととなり、ご出場者の皆様には想いのこもったすばらしい演奏を披露してくださいました。


入賞された皆様、おめでとうございます。そして、ファイナルにご出場くださったすべてのファイナリストとご指導・ご協力くださった皆様、ありがとうございました!

各部門より、最優秀賞・優秀賞1名ずつ、さらに全部門の中から今回は審査員特別賞が11名も選出されました。




ピアノ・ミュージックフェスティバル 2024



渡辺 俊幸(審査員長/作編曲家)

山下 康介(作編曲家) 小原 孝(ピアニスト)

高橋 多佳子(ピアニスト)

※敬称略



 



入賞者インタビュー


入賞者のみなさまに以下の質問を聞いてみました。


①ファイナルのステージには、どのような気持ちで臨みましたか?また、本番でのご自身の演奏を振り返って、できばえはいかがでしたか?演奏で気をつけたことや印象に残ったことも教えてください。


②演奏曲の選曲理由と、気に入っているところを教えてください。


③ファイナルに向けたレッスンや練習で特に気をつけたところや、自分なりに工夫したことは何ですか?また、先生は技術や表現、ステージでの心構えなど、どんなアドバイスをくださいましたか?


④結果が発表されたときのお気持ちはいかがでしたか?また、入賞後に先生やご家族、お友だちなど周りの方からいただいた言葉や反応を教えてください。


⑤これから挑戦したいことや、将来の夢、今後の展望を教えてください。※音楽以外のことでもかまいません。





鈴木 伶乃音(東京・神静)

「ロンドンデリー・エア」


「勝ちたい!」「きれいな音で弾きたい!」という気持ちでファイナルに臨みました。

本番の演奏はパーフェクトではなかったけど、私の中ではよくできました。

テンポとリズム・音の出し方・左手・遠くまで音が届くようになど色々と気をつけて弾きました。そして最後の音、私が弾きたかった音を出すことができ、とてもうれしかったです。


選曲は先生に決めて頂きました。

オンライン本選でロンドンデリー・エアを弾いて通過した後ファイナルでも絶対に弾きたいと思いました。

曲の中で盛り上がるところが何回かあるところ、また最後の音がとてもすきです。


頭であまり考えないで弾けるようになるまで何度も練習しました。

先生からはどういうふうにペダルをふむか・どういうふうにすると人の心に届くのか・左手の大切さなどたくさんのことを教わりました。

ファイナル直前は左手の練習に力を入れ、立体的な音楽をめざしました。


名前が呼ばれると思わなかったのでびっくりしました。とってもうれしかったです。

先生や家族、お友だちからは「おめでとう」「がんばったね」と言われました。


発表会やコンクールに出れるチャンスがある限りチャレンジしたいです。

また、将来の夢はピアニストとバレリーナです。




籾山 理美(東日本ステージ)

「カラー・オブ・ザ・ウインド」


東日本の代表として、頑張ろうと気持ちで臨みました。

私の演奏でみんなを笑顔にしようと考えながら、自分の力が出し切れた演奏ができ、とても良かったです。

ディズニーのポカホンタスの様子が自分と似ているところがあったので、ポカホンタスになりきって演奏しようと心がけました。


先生が私に合っている曲を選曲してくれました。この曲を聴いてすぐ好きになり、ポカホンタスの映画をみてさらに、主人公と私が似ているように感じたからです。

気に入っているところは、曲の雰囲気がだんだん盛り上がっていくところです。


先生のレッスン室で、本番のような照明にして練習したこと。

先生から盛り上がっていくところで、鍵盤を叩かないで、押し込むように弾くことを教わり、くり返し練習しました。

緊張すると指が動かなくなるので、ステージ袖では体をほぐしたり、深呼吸をしてリラックスするようアドバイスをくれました。


自分の名前が呼ばれて、嬉しかったです。

「演奏している顔がとても素敵な笑顔で、ビックリしたよ」「心に残る演奏をありがとう」「お姉ちゃんの演奏が1番上手だったよ」「おめでとう」「感動したよ」「ぼくもまたピアノ頑張る」とたくさんの人から言われて、それも嬉しくなりました。


これからも色々な曲にチャレンジしたいです。

そして、また次のフェスティバルもチャレンジします。

バレエも好きなので、バレエとピアノの二刀流を目指します。




伊藤 美恭(北陸)

「オン・マイ・オウン」



去年に続いて2度目のファイナルだったのでリラックスして楽しく演奏しようと思いました。

演奏前はドキドキが止まらなかったけど、ピアノを弾き始めたら不思議と緊張がなくなり、自分らしい演奏ができたと思います。


先生が私に合っていると勧めてくださってこの曲に決めました。

最後の力強く盛り上がっていくところが弾いていて気持ちがいいので好きです。


先生からはたくさん歌いながら弾くようにとアドバイスを頂きました。

この曲の切なさや力強さをどのように表現すればいいのか、原曲を聞いたり自分で歌ってみたりしてイメージを膨らませました。


まさか自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったのでとてもびっくりしました。

家族や先生がおめでとうと言ってくれました。

一緒にファイナルに出場したお姉ちゃんが喜んでくれてた事が1番嬉しかったです。


勉強やスポーツなどいろいろな事にチャレンジしてみたいです。

ピアノも楽しみながら続けていきたいです。




岡田 澪莉(北海道)

「オン・マイ・オウン」



①ファイナルで上手に弾く事を目標に練習を重ね、本番に臨みました。

本番は思っていたよりリラックスして演奏できたので良かったです。いつも間違わないような箇所でのミスタッチはありましたが、強弱や感情表現に気をつけて弾く事ができ満足しています。

②この曲を選んだ時は、飼っていた猫が天国に行き落ち込んでいる時でした。叶わない恋を歌った詞や雰囲気が私の寂しい気持ちと重なり、演奏してみたいと思いました。

気に入っている所は、後半の盛り上がっていく所と最後のピアノソロで弾く所です。


③特にリズム、強弱、歌い方に気をつけて練習をしました。ミュージックデータとリズムがずれやすかったので、先生にアドバイスを頂きメトロノームを使用したりミュージックデータを大きめにかけながらの練習も取り入れました。

先生はブレスや強弱など沢山のことをわかりやすく教えてくださいました。また、リラックスして弾く事を促してくださったり、毎回良い所を褒めてくれました。


④名前を呼ばれた時は、とてもびっくりしました。賞状を頂いてようやく実感が湧き、嬉しさが込み上げてきました。

先生も家族も会場にいたので、表彰式の後みんなで集まって喜びました。そして沢山褒めてもらえました。会場に来られなかった家族や友達からはメールが届いて、すごい!very good!練習した甲斐があったね!これからもピアノを楽しんでね!と嬉しいメッセージを貰いました。


⑤またこのミュージックフェスティバルに挑戦したいです。

また、今年は地域のブラスバンドに入りピアノ以外の楽器にも挑戦したいと考えていて、今は打楽器が気になっています!






江川 蒼唯(東北・関東信越)

クレオパトラの夢


①一緒に出場した兄と二人でブルーローズに行くぞ!という気持ちで演奏しました。ほとんど緊張はしませんでした。ミスタッチがいくつかありましたがその他はいつもの練習通りに楽しんで弾けました。

リズムとペダリングにも気を付けました。


②本選の時はSARAを弾きましたが、兄が4年生の頃、本選でこの曲を弾いていたので、ぼくも弾いてみたいなと思い、この曲を選びました。

テーマのメロディーと左手のウォーキングベースや5拍子になるところが気に入っています。


練習で特に気を付けたのは、最後の下がっていくフレーズです。フレーズが早いので、ミスタッチをしやすいので気を付けました。

先生からは、「思い切って、自分らしい演奏をしてきてください」とだけアドバイスをいただきました。


とてもうれしかったです。結果発表の時、審査員特別賞、優秀賞が発表されて呼ばれなかったのですごくドキドキしましたが最後に名前を読んでもらえて本当にうれしかったです。みんなからは、すごい!!と言われました。


兄みたいにもっと難しい曲を弾けるようになりたいです。来年も兄と二人そろってファイナルで最優秀賞を取りたいです。





藤本 結衣花(中国四国A・B)

「パート・オブ・ユア・ワールド」


ファイナル出場が決まり、全国の舞台で演奏できることにワクワクしていましたが、当日はとても緊張してしまい、ドキドキとワクワクが混ざった気持ちでした。

緊張から演奏中の記憶がほとんどありませんが、とにかくミスなく練習通りに弾けるよう気をつけていました。


沢山の課題曲の中から、私に合う曲を先生に選んでいただきました。

この曲の中で好きなところは、最初と最後のフレーズです。

水の中で生まれた空気の泡が、キラキラと輝きながら水面に向かっていくようなメロディが綺麗で気に入っています。


曲のイメージや場面ごとの色を自分なりに思い浮かべて音で表現することと、強弱をつけながらもなめらかに弾くことを意識して練習しました。

先生からは、音の響かせ方や音色、三連符などのリズムについて、細かく意識して正しく弾くことを指導していただきました。

また、本番前には『他の人と比べず、自信を持って弾いておいで』と声をかけていただきました。


皆さんの演奏が素晴しく、自分が選ばれるとは思っていなかったので、名前を呼ばれた時はとてもビックリしました。

会場で応援してくださった先生方やYouTubeの生配信を見てくれた親戚等から『素敵な音色だったよ』、『今日までよく頑張ったね』とお祝いの言葉を沢山いただきました。

また、後日、学校の担任の先生のご厚意で、特別に体育館で演奏する機会をいただきました。


来年もまたこの舞台に戻って来られるよう、練習を重ねていきたいと思います。





永田 柊真(東海)

「君はともだち」


今回3度目となるファイナルは絶対に優勝するぞ!という気持ちで挑みました。昨年のファイナルでは、緊張で頭が真っ白になってしまったので、落ち着いて弾くことを意識しました。

最後まで集中して大きなミスなく弾き終えることができ、ホッとしました。


先生がおすすめしてくださいました。

ジャズのリズムがかっこよくて、一気に好きになりました。

グリッサンドで始まる曲の最初の部分が気に入っています。


最初のグリッサンドが短くなりすぎないように、華やかに表現するように気をつけました。

左手は4拍を意識し、ベースとなる左手のリズムが乱れないように気をつけて練習しました。

この曲はリズム感よく演奏する曲なので、伴奏をよく聴きながら練習しました。

先生は舞台袖で「楽しんで、堂々と弾いてね」とステージに送り出してくれました。


自分の名前が呼ばれて、飛び上がるほど嬉しかったです!

会場で何度もガッツポーズをして喜びました。

学校の友達や家族、同じ教室の仲間からも沢山おめでとうと言われてとても嬉しかったです。


これからもコンクールに挑戦して、ファイナルで最優秀賞をとりたいです。

そして、トップコンサートで演奏したいです。




岩上 葵生(西日本ステージ)

「パート・オブ・ユア・ワールド」


ファイナル前の発表会で弾き間違いをしてしまい、もう弾き間違えたりしないぞ!という気持ちで弾きました。ファイナル本番の演奏では、ゆっくりのびのびと弾くことを気をつけました。

本番の演奏を振り返ってみて、ミスなしで弾けていて、出したかった音も上手に弾けた‼とすごくうれしかったです。


この曲を選んだ理由はゆっくり優しい曲で楽しい曲だからということと、映画の曲だからです。

映画の場面を想いながら弾くと気持ちが入りきれいに弾くことができます。また、楽しい曲だとその楽しさが聞く人に伝わってみんな楽しくなるからです。

特に気に入っているところは、楽しさや悲しさ、願いなどの気持ちがどんどんと変わっていくところです。


練習で気をつけたところは、ブレスを忘れずにすること、気持ちを込めて弾くことです。自分なりに工夫したことはこの曲の主人公である人魚のアリエルの気持ちが伝わるように弾くことです。フォルテで弾くところが迫力のある音が出なくて何度も練習しました。

本番前、先生から緊張しないでのびのびと弾いた方がいいよとアドバイスをくださいました。


結果が発表された時は驚きました。舞台で賞状をいただいた時に、本当に賞をもらえたんだ‼と実感してすごくうれしかったです。

先生や家族に「頑張ったね!」「すごいじゃん!」と褒められてすごくうれしかったです。


これから挑戦したいことはオクターブがたくさんある曲を弾くことです。私はまだ手が小さくてオクターブが届きません。手が大きくなってオクターブが届くようになったら今までで弾けなかった曲にたくさん挑戦したいです。

将来の夢は、音楽と図工が好きなので小学校の音楽か図工の先生になることです。

これからもきれいに弾けるようにピアノを頑張っていきたいです。







梅村 颯来(西日本ステージ)

「I am」


人前で演奏するのは大好きなのですが、ずっと目標にしていた初めてのファイナルのステージだったので珍しく少し緊張しました。

他の人の演奏を聴きながらどんなふうに弾けば魅力的になるかなと考えながら出番を待っていましたが、直前に先生から楽しんで弾いてね!と言ってもらえ、本番では自分らしく楽しんで弾くことができました。今までで一番良い演奏ができたと思います!


幾つか聞いた課題曲の中で一番カッコよくて「この曲を弾いてみたい!」と思いました。

自分のレベルよりも難しい曲でしたが挑戦したい気持ちの方が大きく、先生と相談してこの曲に挑戦することにしました。

ファイナルでは先生が中間部のアドリブをオシャレにアレンジしてくださったので、すごく気に入っています♪


この曲は速いテンポの中、細かい連符や難しいリズムが多く、指回しを毎日繰り返し練習しました。また、強弱をしっかりつけたり、pでもメロディは歌うように優しく…と音の出し方も工夫しました。

先生には「本番ではコンサートと思って楽しんで演奏してね!」と言ってもらえましたが、「緊張すると焦って前に行きがちだから、少し落ち着いた気持ちで弾くと良いよ」ともアドバイスをいただきました。

また、「I amがそらくんの曲になったね」と言ってもらえて自信が持てました。


ファイナルの出場が決まってからは賞が獲れるように目指していたので、今までの人生で一番!最高に嬉しい瞬間でした!!

家族はもちろん、演奏を聴いてくれたたくさんの方から「凄く良かったよ!」「カッコよかったよ!」と言ってもらえたり、審査員の方や会場で初めて会った人にも直接褒めてもらえて嬉しかったです。

後から自分の知らないところでも応援してくれた人がたくさんいたことを知ってびっくりました。


このコンクールを通してこんなにたくさんピアノを練習して本番で良い結果を出せた事、周りの方が応援してくださりたくさん褒めてくださった事でピアノが今までよりもずっと好きになり、音楽への興味が強くなりました。

春からは中学生になります。

ピアノの練習も続けながら吹奏楽部にも入りたいなと、新生活を楽しみにしています。

これからもいろんな形で音楽を楽しんでいきたいと思います。




村松 賢(東京・神静)

「Starting Five」


今年で3度目のファイナル出場でしたが、直前はやっぱり緊張しました。でも。家族や先生、友達の応援を力にして、ジャズ特有のグルーブ感を僕なりに表現できたと思います。


アップテンポで明るい曲が好きで、楽しく弾けそうだったからです。特に、先生に書いてもらったフリーリーは徐々に盛り上がり、最後はとても華やかになるのでお気に入りです。


グルーブ感を表現できるように、リズムやアクセントの位置、バスの音を強くするなど、一音一音細やかな練習を重ねてきました。

結果発表で「Starting Five」と言われた時、C部門で他の人弾いてないよね…?ほんとに??ほんとに!?と考えながらも、すごく嬉しかったです。

今回は優秀賞でしたが、次回は最優秀賞を取り、ブルーローズで演奏できるようがんばります。



平田 十皇馬(中国四国A・B)

「ボラーレ」


ステージでは、とにかく楽しんで弾こうと思っていました。演奏前はすごく緊張してドキドキしていましたが、弾き始めたら段々と落ち着いて、楽しく演奏する事が出来ました。


この曲を聴いたとき、ノリが良く楽しそうだと思って選びました。明るく楽しい中に、少し切ない所があるのも気に入っています。


本選からファイナルまで期間があったので、しばらくはゆっくりに戻して練習しました。また和音はトップの音がしっかり出るように、気をつけました。先生である母には「とにかく楽しんで、ノリノリで弾いておいで」と言われました。


賞は無理だと思っていたので、名前を呼ばれた時は、びっくりしました。家族や周りの人にも褒めてもらえて、嬉しかったです。


またファイナルのステージにたてるように、頑張りたいです。




比和野 あかり(東北・関東信越)

「レット・イット・ゴー」


最優秀賞を取りたい!という気持ちで臨みました!

とても緊張して少し間違えてしまったけど後半は練習どおり思い切り弾くことができました。

気持ちを込めた演奏を意識しました。


先生が本選の曲より難易度が上がるけど、入賞したいなら頑張ってみる?と言って下さり挑戦してみることにしました。

テンポが速くサビの盛り上がるところが弾いていて気持ちよく、とても好きです。


音が飛ぶところを間違えないようにたくさん練習しました。

歌うように弾くことや、どうしたら素敵に聞こえるか、など丁寧に教えてくれました。


とても嬉しかったです。!

家族やお友達が、すごいね!感動した〜!!と言ってくれました。

先生は、賞を取れるくらい練習本当に頑張ったね!と言ってくれて嬉しかったです。


韓国語を勉強することと、K−POPダンスを上手に踊れるようになりたいです。

ピアノでは最優秀賞を取れるように練習頑張ります!




江川 巧真(東北・関東信越)

「マイルストーンズ」


5年連続のファイナルということもあり、いつも通り、緊張せず演奏できました。前回は優秀賞を頂きましたが、今回こそは最優秀賞を取るぞという思いで演奏しました。

とても素晴らしいホールで楽しんで演奏できました。

自分のイメージ通りの演奏ができたと思います。


一昨年のファイナルで最優秀賞を受賞し、現在ジャズの名門バークリー音楽大学に留学している友達の古里愛さんと、今度こそこの曲で必ず最優秀賞を取る!と約束していました。昨年のファイナルでは最優秀賞をとれなかったので、一年間の成長を見てもらって一位を取ろうと思い選びました。

Freelyが多くアドリブ演奏が楽しめるところが気に入っています。


ピアノをしっかりきれいに鳴らすことと、ポケットに入るように演奏しました。Freelyの部分で、学んでいる理論やジャズの巨匠達の演奏を参考にしながらアドリブでどれだけ自分らしさを出せるかを意識しました。

クラシックを習っている先生・ジャズを習っている先生、セッションで通っているジャズバーのオーナーの方などからも、「たくま君らしい演奏ができれば最優秀賞とれるよ」と言われ送り出してもらいました。

一足先に弟が最優秀賞で呼ばれていたので、「もし最後に呼ばれなかったらどうしよう」と少し不安になりましたが、無事呼ばれて本当に良かったです。

友達もとても喜んでくれて嬉しかったです。


ジャズの勉強ももちろんですが、クラシック曲も真剣に取り組んで行きたいです。ジャンルに囚われず良い音楽、良い演奏を沢山聴いて吸収し、自分の演奏を聴いた人に、また聴きたいと思って貰えるプレイヤーになりたいです。2024年度はほとんど作曲が出来なかったので、作曲もしたいです。そして次回もまた弟と二人でブルーローズに行きたいです。




梅垣 美月(西日本ステージ)

「Everything」


九年間この舞台に立つことを夢見て毎年欠かさず、この大会に出場してきました。ようやく立てたファイナルの舞台。とにかく楽しむという思いを持ってこの舞台に臨みました。控え室に行くと緊張感が増し、止まってしまわないかなと不安で「いつも通り」とずっと心の中で唱えていました。それでもいざ舞台に立ち、演奏を始めると緊張が飛び、今までのことが蘇ってきました。弾き終わった後はどんな演奏だったのか、上手く弾けたのか、何一つ覚えていませんでした。それでも大きな舞台で自分だけの音を響かせることが出来てとても気持ちが良かったことは鮮明に覚えています。またあの舞台に立てるよう、日々の練習を大切に努力していきます。


「Everything」を選んだ理由は、聴いた瞬間からメロディーがとても印象的で、私がピアノでこの曲を弾いている姿を想像することが出来たからです。気に入っているところは、先生と一緒に考えたフリーリーです。好きな音を探し、データと一致させることはとても難しかったですが、完成した時はとても嬉しかったです。また、弾けば弾くほど個性を出すことができて自分だけのEverythingを作ることが出来ました。


ただ回数を重ねるのではなく、毎回本番を想像して弾いていました。調べた舞台の画像に自分が立っていることを想像しながら、魅せ方や音の強弱などを常に考える。また、西日本ステージでは失敗してしまった椅子の高さや位置を細かく調整し、ベストな状態で弾くことを意識しました。また、先生は表現について細かく教えてくださいました。譜面上にはないことやデータの小さなビートを感じること、お客さんから見た自分を良くするにはどのように動けばいいかなど様々です。本番では思いっ切り音を出して楽しむことを大切にと言ってもらいました。


ただひたすらに嬉しかったです。正直このファイナルのステージは、初めてで絶対に賞を取る!!と強い思いを持って望んだものではなく、自分らしい演奏をし楽しむことを目標に臨んだものでした。だからこそ名前を呼ばれた時は驚き、信じられませんでした。受賞後、家族や先生から「おめでとう」や「今まで諦めず頑張ってきてくれてありがとう」など様々な言葉をもらいました。私自身も今までずっと支えてきてくれた家族や十年間教えてきてくださった先生には感謝しかないです。準優勝を貰えるなんて嬉しいという気持ちの反面、準優勝までいけたのにと少しだけ悔しい気持ちがあります。それでもこの気持ちを得られたからこそ、次の目標が決まりました。


来年は高校一年生なので先輩方にチャレンジする年です。だからこそ全力で負けないよう努力し、挑戦したいと思います。今の私の目標はファイナルのステージに立つことでもあり、また更なる大きなステージに立つことです。そのために毎日練習を重ねます。また大人になってもピアノを通じて音楽と関わりを持ち続けられれば良いなと思います。



梅村 要(北海道)

「キューバ序曲」


あまり緊張せず、ここまで頑張ってきたので何とかなる!と前向きな気持ちでステージに臨みました。とても弾きやすく素晴らしいピアノで、気持ち良く演奏できました。


先生に勧めていただき、難しそうで挑戦しがいがあると思い選曲しました。ラテン音楽の大らかで陽気な雰囲気が気に入っています。


先生から、メロディラインをしっかり弾くこと、スタッカートやクレッシェンドを明確に際立たせて曲にメリハリをつけることなど、細やかにご指導いただきました。また、ステージで弾くときの体の使い方や美しい姿勢についてもアドバイスをいただき、改善するうちに演奏自体が大きくなったような気がします。


驚きと同時に喜びが込み上げてきました。先生や家族が喜んでくれたのがとても嬉しく、周囲への感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。


クラシック、ポップスなどジャンルを問わず色々な曲に挑戦したいです。将来の夢はピアノの弾ける医学の研究者です。これからもピアノとともに成長していきたいです。



見城 志歩(東日本ステージ)

「Yuri on Ice」


本当に何度も夢にまで見たファイナル出場だったので、当日はとにかく自分らしく思いっきり、また聞いてくださる方々の心に残るような演奏ができたらいいなと思っていました。

本番はとても緊張していましたが、自分が今までやってきたことを信じて楽しく弾き終えることができたと思います。観客の皆さんにもYuri on Iceの美しい旋律や曲の魅力を伝えることができていたら嬉しいです!


初めて聞いたとき、流れるような優しく美しいメロディーに惹かれ、自分もこんな素敵な曲を弾いてみたい!と思って選曲しました。

最後の、ミュージックデータやピアノの音が大きくなり思いっきりスケートリンクを駆け抜けていくような場面が特に好きです。


同じフレーズが続くところは半ペダルを使って音色を変えたり、序盤の静かなメロディーから、盛り上がっていく終盤への変化をつけるために強弱を意識して練習したりしました。

また、アルペジオなどミスをしやすいところはスタッカートで何度も何度も繰り返して練習をしました。

先生からは、右手のメロディーラインや左手のベースを特に出すこと、また始めと終わりは間違えやすいので油断せずに丁寧に弾くこと、などたくさんのことを教わりました。

本番前は、自信を持って笑顔で楽しんで演奏してね!と送り出してくださいました。


初のファイナルで緊張していたこともあり、自分の中で100%の力が出せず少し悔しく思っていましたが、先生や家族に今回は経験、また来年に向けて頑張ろう!、と励ましてもらっていたところだったので、自分の名前が呼ばれたときは本当に本当にびっくりしました。

舞台に上がったとき、お母さんが泣いて喜んでくれている姿が見えて、本当に嬉しかったです。

一年間Yuri on Iceという一曲と向き合って、努力をし続けてきて良かったなと心から思いました。


今回初めてファイナルに参加し、皆さんの素晴らしい演奏を聞いて、とても良い刺激を受けました。また、審査員の先生方のお話から、音の出し方など、自分に足りない部分がよく分かりました。

来年もこの素晴らしい舞台に戻ってこられるように、楽しみながら日々ピアノに精進していきたいです!





水澤 優仁(東日本ステージ)

「カレイドスコープ」


当日は楽しんで演奏できればいいと思っていました。

当日の演奏では練習でミスをよくしていたところでミスをしてしまったので悔しかったです。緊張している状況での自分の実力は出し切れたと思います。


師事している先生に提案していただいて、とてもかっこいい曲だったので選びました。


全国出場が決まった時点である程度出来上がっていたので、自分がミスしやすい部分がどこかを探してその部分をひたすら練習しました。

先生からは楽しんで弾いておいでと言っていただきました。


とても嬉しかったです。


音大に進学するので、ピアノを続けて音楽関係の仕事に就きたいと思っています。




田中 龍之介(北海道)

「鮫(エスクアロ)」


実際に演奏してみて、思っていたよりもスムーズに弾くことができ、入賞することが出来たので自分でも驚きながら、嬉しさを噛み締めています。

演奏では練習の時とは違うピアノ、違う環境で演奏するという事もあって、弾き心地が全く別のものになるので、いつもよりも繊細にかつダイナミックに演奏するように心がけました。


②「鮫」という曲は、ビアソラが鮫を捕まえる人をモチーフにして作曲したものだ、ということを知りながらも、鮫が何かと戦っているような、餌を探したり、食らいついたり、といった情景を想像しながら演奏することがとても楽しく感じました。

この曲を選んだ理由は、タンゴ特有の中毒性のあるリズムに惹かれた事が1番に挙げられます。他にも「鮫」という曲の名前も印象に残りやすくて、どんな「鮫」を奏でようか、と曲を選ぶ際に思考が広がっていくのを感じ、選曲しました。


自分なりに、鮫は基本水の中にいて、この曲にある高い音は水の綺麗さ、流れを表現してるように感じたので、優しく、繊細に弾くことを工夫しました。

細かい指の動きが多いので楽譜通りのリズムはもちろん、スタッカートやテヌート、少しリズムを変えたりして指を動かす練習をしたり、出来上がってきた頃にもう一度ゆっくり譜読みをしなおすなどの事をアドバイスして下さりました。


初出場という事もあり、全国の舞台に立つことが目標にしていたけど、まさか入賞してるとは思いもしなかったのでとても驚いています。

入賞後、YouTube配信を見てくれた友達から、お祝いの言葉を沢山頂きました。凄いびっくりしてる方もいれば、納得してくれる人もいて、とても嬉しかったです。


来年以降またこの舞台に立って、こんかいは優秀賞でしたが、最優秀賞を取れるように、これから日々精進していきたいと思います。

来年は大学受験が控えているので、来年の目標としては勉学と音楽の両立し、コンクールにも参加し、両方とも納得のいく結果を出せればな、と思います。




野﨑 陽斗(西日本ステージ)

「Everything」


本番前は、緊張を和らげるために漫画を読んでいました。これは自論ですが、周りを気にせず、笑いをこらえることなく好きな漫画を読むことでステージ上で大胆になれる、という効果も期待してやっています。ちなみに読んでいた漫画のタイトルは「あずまんが大王」です。本番前はいつも読んでいます。

ステージ上では、あまり多くのことを考えられませんでした。普段意識しながら弾いていたところを本番中に意識できなかったところがいくつかあったので、そこが反省点です。

初めての舞台で、周りの演奏に圧倒されたところもありましたが、自分が積み上げてきたものがこのような形で評価されたことを改めてうれしく思います。


開放的なサビのメロディーが好きです。最後のサビの盛り上がりが特に好きです。感情を載せて弾くというより、弾いているといつも自分が曲の世界に引き込まれていくような気分になり、とにかく曲の全体を通して弾いていて楽しい曲でした。

この曲のいいところは、何度弾いても飽きないところです。抑揚の大きい曲であることや、同じフレーズや似たフレーズの繰り返しが多い曲で、タッチや強弱のつけ方を工夫することで色々な表情を作ることができたのが面白かったです。曲自体の綺麗さに加えて、「次はこうしてみようかな」と試行錯誤し、表現を工夫する余地が大きかったり、弾くたびに新しい発見があったりと、毎回毎回の演奏に、色あせない楽しさがありました。


今回初挑戦の僕がここまで来ることができたのは、ミュージック・フェスティバルの方のアンサンブルステージでの経験が大きかったと思います。初見の大会で経験者相手にどこまで勝ち上がれるかは、アンサンブル歴11年で培った強みをどれだけ生かせるかがカギになると考え、それを意識した練習、選曲をしました。シンセサイザーで様々な曲や音色に触れることで身に着けたタッチの調整や、「ノリ」を意識した演奏(体を動かしながら弾くと音の響きに変化があるって面白いですよね)など、アンサンブルの練習で教わったことを活かした演奏を作れたと思います。また、上記のように色々な弾き方を試していく中で、本番で使う弾き方を絞っていきました。また、練習の中で、「頭の中で適当に歌詞をつけながら弾くと響きが良くなる」など、新しい発見もありました。


小学1年生から続けてきたアンサンブル・ステージでの悲願のグランプリ受賞に続き、ソロの部門では高校生部門で初挑戦からファイナルに進出でき、入賞に至ったことをうれしく思います。

正直に言うと、「多分これ自分が呼ばれるな」って審査員特別賞の発表の時思ってました。


今回1年間の挑戦で、新しいことをたくさん学んだと同時に、アンサンブルステージの経験で得た技術など、自分がいままで培ってきたものの面白さを再確認することができ、自分の音楽の楽しみ方を広げることができました。また、入賞を経験したり、同年代のレベルの高い演奏を聴くことができ、たくさんの刺激を受けられてよかったです。

プログラミングが趣味で、新しいアルゴリズムを考えたりするのがとても楽しいので、大学では人工知能の勉強をしたいです。受験勉強頑張りながら、息抜き程度にピアノも続けていけたらいいと思います。




平居 美香(東日本ステージ)

「ワルソー・コンチェルト」


やり残したところが無いよう、今の自分に出来ることは全てやったと思える状態で臨めるよう努力しました。

「やるだけやった!ステージでピアノと向き合ったら、欲張らずに今までやってきたこと、一つ一つのエレメントを丁寧に、聴いてくださる皆さんに届けよう」と、自分に言い聞かせ、落ち着くようにしました。


思ったよりも落ち着いて、曲の世界を感じて演奏できたかなと思います。えっそこ?!と言う部分で勿体ないミスもあったと思うのですが、直ぐに切り替えて演奏出来たように思います。


課題曲集が出た時に気になり、誰か生徒さんに合うかなと思い、調べてみたところ「危険な月光」と言うタイトルの映画音楽ということが分かり、YouTubeで聴いて虜になりました。

今年度は一般部門に参加する生徒さんがおらず、急遽久しぶりの参加を決意した時に、迷わずこの曲で!と思いました。

戦争とロマンスが織りなす、スケールが大きく壮大で、烈しさの中にも優しさに満ちたフレーズや、全てを包み込む歓喜を想わせるフレーズなど表現の幅が広いこの曲が大好きです。


ファイナル出場が決まってからは、ホールでの演奏を常に意識して練習しました。

ホールでの響き方や、客席の様子をイメージして練習するには想像力が必要でした。

音がクリアに届くよう、タッチやペタリングは常にステージでの演奏をイメージしながら練習しました。

視野が狭くならないよう、定期的に録画をして緊張感を味わいつつ、客観的にチェックをしながら練習しました。

自分が感じることをダイレクトに客席の皆さんに届けたい!という気持ちで練習しました。


結果発表で名前を呼ばれた時には、何も考えられていないのに込み上げるものがあって涙ぐんでしまいました。授賞式での審査員の先生方、授賞式後にはスタッフの皆さんや、会場にいらした方々からの温かいご対応に胸がいっぱいになりました。オンライン配信から応援してくれていた皆さんからは、ラインにメッセージが届いていて、沢山の方々に支えられていることを実感し感謝の気持ちでいっぱいになりました。家族もとても喜んでくれて感慨無量です!


いつまでも現役でピアノを弾き続けていたいと思っています。生徒さんと一緒に切磋琢磨して、ご家族も巻き込んでピアノを通して彩りのある人生を分かち合えるよう、教室主宰者としてリーダーシップをとっていきたいと思っています。




岩井 優奈(中国四国A・B)

「ワルソー・コンチェルト」


本番では緊張もありましたが、落ち着いて練習通りに演奏することができました。

また、自分の音楽を表現できる貴重な機会でもあるため、楽しむ気持ちも忘れずに演奏しました。


とても華やかでドラマティックな雰囲気があり、自分の音楽をしっかり表現できると感じたからです。

気に入っているのは、ロマンティックで美しいメロディーラインの部分です。


ホールで演奏するイメージを持ちながら、一音一音を遠くまで響かせ、響いた音をよく聴きながら練習しました。

また、先生からは音色を均一に保つよう意識し、肩や首の力を抜き、背中から弾くイメージを持つようアドバイスをいただきました。


受賞できるとは思っていなかったので、驚きと喜びが入り混じった気持ちでした。

先生や両親は涙ながらに喜んでくださいました。先生には感謝の気持ちでいっぱいです。また、たくさんの人から「おめでとう!」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。


演奏技術をさらに向上させたいです。

将来は、さまざまなジャンルを演奏し、ピアノやオルガンの指導ができる先生になりたいと考えています。




八木 麻里亜(東京・神静)

「ダンサー・イン・ノーホエア」



音一つ一つが隅々まで響くように、曲の魅力が会場の皆様に届くように演奏したいという気持ちで臨みました。これまでは控えめな演奏になってしまうことが課題だったので、今回は「ダンサー・イン・ノーホエア」の移り変わるメロディーを感じながら、自分自身がその音楽に溶け込むような演奏を心掛けました。

本番はもちろん緊張があったので、悔しさが残る点もありましたが、全体としては自分らしい演奏が出来たのではないかと思います。


選曲理由は2つあります。冒頭と終盤に二度現れるテーマがとても情感豊かで、聴く人の心に深く残ると感じたこと。もう一つは、タイトルに惹かれ、その世界観に興味を持ったことです。曲の様々な場面が展開するなかで、ダンサーが舞う舞台の情景や空気感はどんなものだろうと思い浮かべながら練習しました。


ファイナルに向けたレッスンでは、表現の奥行きを深めるため、曲の細部まで丁寧に仕上げることに重点を置きました。部分ごとに仕上げるだけでなく、旋律の流れや音の移り変わりを意識して、演奏全体のまとまりを大切にすることを心掛けました。先生からは「自分にできる限りの表現をすることが大切」とのアドバイスをいただき、その言葉を胸に、悩みながらも楽しんで練習を重ねることができました。


審査員特別賞と発表されたときは信じられない気持ちでした。まさか自分が入賞するとは思っていなかったため、驚きと同時に、自分の演奏を評価していただけたことへの喜びが込み上げてきました。また、指導してくださった先生方や家族、友人からの温かい言葉を受け取ることで、これまで支えてくれた方々へ感謝の気持ちを形として示せたことが本当に嬉しかったです。


ファイナルで他の演奏者の方々の音楽に触れ、「さらに魅力的な演奏をしたい」と強く思いました。私は幼い頃からピアノと並行してクラシックバレエを習っており、音楽と身体表現の両方に深く関わってきました。演奏と舞踊は異なる表現方法ですが、どちらも自己の内面を昇華させ、観ていただく方々と感動を共有するという点では共通していると思います。今後は、ピアノもバレエも、見る人・聴く人の心に残る表現を目指して努力を重ねていきたいと思います。



黒畑 和甫(北陸)

「マイルストーンズ」



とにかくこのファイナルというステージを楽しみきろう!という気持ちで臨みました。

本番の演奏については、正直なところ、記憶が曖昧なのですが、少なくとも楽しかったということは間違いないです。マイルストーンズはかなりシンプルなデータとのアンサンブルとなっているので、しっかりデータを聞いてアンサンブルことを意識していました。


マイルストーンズの気に入っているのは、1つのフレーズが繰り返し、形を変えて登場するということです。同じフレーズといっても、雰囲気が変わっていたり、ベースやリズムセクションが異なっていたりと、いろいろな表情が見えてくるのが、この曲の魅力だと思っています。


ファイナルに向けた練習では、「曲のストーリー」を意識しました。演奏をするにあたり、タッチやダイナミクスなど工夫する点はたくさんありますが、それを「なぜ」取り入れるのかという説明がつくような演奏を目指しました。

先生には、とりわけダイナミクスや表情についてご指導いただきました。自分で弾いていると、この2点については特に、どう聞こえているかを判断しにくく、とても参考になりました。


はじめてファイナルで入賞できた嬉しさと、最優秀賞・優秀賞に届かなかった悔しさが同時に押し寄せてきました。

周りの方々からは、「おめでとう」「頑張ったね」と温かい声をかけていただきました。

また、私と直接知り合いではない方からも、「楽しい演奏だった、ファンになった」と言っていただき、今回演奏できて本当に良かったと思います。


ピアノを始めてから、ジャズを中心に演奏してきました。今後は、クラシックなど、今まで演奏したことのないジャンルの曲にも挑戦していきたいと思っています。




 
 
主催:ピアノ・ミュージックフェスティバル運営委員会
後援:ローランド株式会社
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