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ピアノ・ミュージックフェスティバル2025 TOPコンサートレポート

  • 5月15日
  • 読了時間: 8分

2026年4月26日(日)、サントリーホール 小ホール(ブルーローズ) にて、「2025年度ピアノ・ミュージックフェスティバル TOPコンサート」を開催いたしました。

今回で4回目を迎えたTOPコンサートは、通常のコンクールとは少し趣を変え、ご出演者様へのインタビューのあとに演奏をご披露いただくスタイルで実施しております。

演奏に込めた想いや音楽との向き合い方を伺ってから響く一音一音は、客席により深く届く、静かな余韻をまとっていました。

今回は、ファイナルで審査員を務めてくださいました 高橋多佳子 様を特別ゲストとしてお迎えし、ご案内役としてご出演者の皆様のお話を引き出していただきました。

当日は、ご出演者の皆様それぞれの想いが込められた、素晴らしい演奏が会場を彩りました。改めまして、ご出演いただいた皆様に心よりお祝い申し上げますとともに、ご来場いただいた皆様にも厚く御礼申し上げます。






ピアノ・ミュージックフェスティバル 2025






出演者インタビュー



出演者のみなさまにご出演後、以下の質問を聞いてみました。


①「ファイナル最優秀賞」の受賞者として、審査がないステージで演奏するという、これまでのコンクールとは異なる形式での演奏はいかがでしたか?


②自由曲の選曲理由と、気に入っているところを教えてください。


③自由曲は、あなたのレパートリーに含まれている曲ですか?それとも、新たに挑戦した曲ですか?


④今回は、司会者との対談の後に演奏を始めていただきました。普段と異なる「ゲストをお招きして演奏していただく」という出演スタイルについて、どのような印象をお持ちでしたか?


⑤サントリーホール「ブルーローズ」での演奏はいかがでしたか?




木島 悠太

(西日本ステージ代表)


受賞曲

「カラー・オブ・ザ・ウインド」

自由曲

「Butterfly」


審査はないですが、他の部門の最優秀賞の方々と同じステージで演奏するので、とても緊張しました。それと同時にワクワクもしていました。


先生と一緒に選びました。リズミカルでハッピーな雰囲気のメロディがお気に入りです。弾いていてとても楽しい曲です!


レパートリーの中の一曲です。昨年の夏の発表会で弾きました。


たくさんの人の前でインタビューを受けたことは初めてだったので緊張しましたが、楽しかったです。そして、ファイナルでの演奏の良かったところを話してくださって、とても嬉しかったです!これからも練習をたくさん頑張ろうと思いました。


きらきらと綺麗な音が響いて、とても素敵なホールでした。また、指導してくださっている先生や東京に住んでいる従兄弟のお兄ちゃんも聴きに来てくれてすごく嬉しかったです!思い出に残る1日となりました。ありがとうございました!






本田 紗雪

東日本ステージ代表


受賞曲

「ビューティフル・ストーム」

自由曲

「My Heart Will Go On」


審査がないのでリラックスして弾こうと思っていたのですが、いざ本番が近づくと「最優秀賞受賞者としてしっかり弾かないと…」とファイナルとは違ったプレッシャーで緊張してしまいました。でも、ファイナルの時よりは落ち着いて、途中から楽しく演奏することもできたので良かったです。


ファイナル直前、うまく弾くことができなくなって立ち止まってしまった時に出会ったのがマイハートウィルゴーオンでした。タイタニックの壮大なメロディに一瞬で心を奪われて、この曲を弾いてみたい!とワクワクがあふれました。私の心が再び動き出すきっかけとなったこの曲をみなさんに届けたいと思い選びました。転調するところが特に気に入っています。


TOPコンサートのために新たに挑戦した曲です。本番まで時間がなく大変なこともありましたが、最後まで一生懸命練習して、今できる精一杯の演奏をみなさんに聴いてもらうことができて本当に良かったです。


私は元々人前で話をするのが苦手なので、実は、ピアノを弾くことよりも対談の方が緊張していました。でも、私の好きなシマエナガの話にふれてくださったり、思ったより笑うことができたので良かったです。

それから、対談のはじめにファイナルでの演奏についての感想、そして今回の演奏についても最後に感想をきくことができたのが、すごくすごく嬉しかったです!!


2年前に出演した時、「またこのブルーローズで弾きたい」と思い、目標にしてここまできたので、このステージに立つことができて本当に嬉しくて、色んな思いがこみあげてきました。

このような素敵なホールとピアノで演奏させていただき、本当にありがとうございました。






綿貫 結月

(北陸代表)


受賞曲

「エストレリータ」

自由曲

「いつか夢で」


①審査されていると思うと緊張しますが、それがない分、自分らしく楽しく演奏することができました。


②昨年のファイナルに出場した時の思い出の曲です。先生がアレンジを入れ、ソロで演奏することを提案してくださいました。そのおかげて、自由な表現で演奏できるようになり、ますますこの曲が好きになりました。


③レパートリの曲ですがアレンジをしてソロで演奏するということは、新たな挑戦でした。


④ピアニストの高橋多佳子さんとお話しできると聞いてとても嬉しく思いました。ちゃんと質問に答えられるか心配だったけど多佳子さんが優しくしてくださったおかげで、楽しく会話することができました。また、ファイナルでの演奏の感想を聞かせていただけたことは、とても嬉しかったです。


⑤ブルーローズの天井のシャンデリア、ステージ上の素敵な照明にわくわくしました!今回の演奏は今までで1番、心から楽しんで、気持ちよく演奏することができたと思います。素敵な場所で悔いのない自分らしい演奏になったのでとても満足しています。





江川 巧真

(東北・関東信越代表)


受賞曲

「ジャイアント・ステップス」

自由曲

「This Morment × 砂白」


僕は演奏するときはいつも聴いている人に向けて全力で弾くので普段と変わりませんが、審査されないためのびのび弾く事が出来ます。イベントやライブの時以上に楽しんで演奏できました。


昨年も、2022年に最優秀賞を取りバークリー在学中の古里さんの曲を自分の曲と合わせて演奏しようと思ったのですが、著作権の確認が間に合わず弾けませんでした。今年は著作権の確認が取れたので、愛さんの曲This Mormentに自分の曲を入れて演奏しました。そして、本番直前の思い付きでラ・カンパネラをアドリブで入れたら一般部門の伊藤さんに気づいてもらえました。


This Mormentは新たに挑戦した曲で、砂白(SABAKU)は自分の曲なのでレパートリーです。


今回は審査員で世界的ピアニストの高橋さんと対談するという、とても貴重な時間を取っていただけました。どのような観点を評価していただけたのかなどが分かってとても良かったです。もっとお話ししたかったです。


素晴らしいホールとピアノでした。去年に引き続き演奏できて嬉しかったです。来年は東京オペラシティという素晴らしいステージ、楽しみです。そしてまたいつかブルーローズで演奏できるようにバークリーでしっかり学んできます。






山本 瑚乃

(西日本ステージ代表)


受賞曲

「クレオパトラの夢」

自由曲

「エチュード Op.25 No.1」


より自分らしさを表現できるように心がけました。このステージを楽しみながら、自由に演奏することができて良かったです。


クラシックならではの流れるような音の美しさが魅力的な曲です。今回は2曲で異なる魅力を感じていただけるよう、クレオパトラの夢とは雰囲気の違うこの曲を選びました。


レパートリーに含まれています。昨年高校2年生のときに発表会で演奏した曲です。


このような形のコンサートに出演することがほとんどなかったので、少し緊張しました。しかし、高橋さんが学業や好きな音楽など様々なお話をしてくださり、とても話しやすく、落ち着いて対談することができました。貴重な経験になったと思います。


音が綺麗に響き渡っていたのが印象的で、改めて素敵なホールだと感じました。また、サントリーホールという特別な会場で気持ちよく演奏することができ、とても嬉しかったです。







伊藤 美音

(東日本ステージ代表


受賞曲

「ワルソー・コンチェルト」

自由曲

「24のジャズ・プレリュード Op.53より No.4, No.5, No.18」


ようやく叶ったTOPコンサートへの出場は、自分へのご褒美という気持ちが強かったです。

コンクール特有の張り詰めた空気感とはまた違った、柔らかくあたたかい雰囲気がありました。


大好きなカプースチンの楽曲から、私の好きな小品を3曲演奏しました。

24のジャズ・プレリュードの中では、公で演奏されることの少ない、渋めの選曲だったのではないかと思います。

軽快なステップで始まるNo.4から、穏やかで浮遊感のあるNo.5、そして表情豊かでブルージーなNo.18のジャズワルツへと続く構成が気に入っています。


レパートリーであるNo.5とNo.18に加えて、新たにNo.4を加えての構成にしました。


インタビューでは、私らしい言葉で楽しくお話しさせていただいたので、肩の力を抜いて演奏することができました。

憧れのピアニスト高橋多佳子さんとの時間は特別で、このような機会をいただけてとても嬉しかったです。


最優秀賞受賞者として、ブルーローズで演奏することを目標に続けてきた私にとって、思い出に残る特別な一日になりました。

この経験を糧に、今後の演奏活動も楽しく続けていきたいと思っています。



 
 
主催:ピアノ・ミュージックフェスティバル運営委員会
後援:ローランド株式会社
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